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熊本市南区の地域情報!済生会熊本病院の概要・診療内容・取り組みをご紹介

熊本市南区の地域情報!済生会熊本病院の概要・診療内容・取り組みをご紹介

熊本市南区への引っ越しにあたり、早めに確認しておきたい施設のひとつに病院が挙げられます。
引っ越し先にある病院の概要や診療内容などを把握していないと、新生活に入ってから体調を崩したときに困りやすいため注意が必要です。
そこで今回は、熊本市南区にある病院として、済生会熊本病院の概要・診療内容・取り組みをご紹介します。

熊本市南区にある済生会熊本病院の概要

熊本市南区にある済生会熊本病院の概要

熊本市南区にある済生会熊本病院の概要は以下のとおりです。

概要①理念と基本方針

済生会熊本病院の理念は、医療を通じて地域社会に貢献することです。
基本方針には、救急医療、高度医療、予防医療、地域連携、人材育成の5つが掲げられています。
基本方針のなかで注目すべきポイントは、救急医療が可能であることです。
済生会熊本病院は熊本市南区に位置する比較的大規模な病院であり、専門医療チームが24時間体制で救急医療に対応しています。
また、地域の診療所などでは対応が難しい高度な医療を提供している点も、病院の重要な特徴として挙げられます。

概要②病床数や院内施設

済生会熊本病院の病床数は合計400床であり、そのうち169床は個室です。
病床の内訳は、救命救急センターが42床、集中治療室が18床、ハイケアユニットが12床、急性期一般入院料1算定病床が328床となっています。
院内施設には、レストランや売店、フラワーショップが設けられています。
また、361名収容のコンベンションホールや、100名収容のコングレスルームがある点が特徴です。
病床数の多さや、治療に直接関係しない売店などの施設の充実度から、病院の規模の大きさが窺えます。

概要③沿革

済生会熊本病院の沿革は、昭和10年に始まります。
現在は熊本市南区でも規模の大きな病院となっていますが、開設当初は病床9床の診療所でした。
昭和18年には病床数が18床に増加し、病院に昇格しましたが、2年後に戦争の空襲で全焼しています。
昭和22年に診療所が再開され、昭和26年には別の場所へ移転しました。
そのあと、病院への昇格や移転を経て、病床数や診療科が増加し、規模が徐々に拡大しました。
昭和10年から続く長い歴史の中で、済生会熊本病院は令和2年に創立85周年を迎えています。

●所在地:熊本県熊本市南区近見5丁目3番1号
●アクセス方法:JR熊本駅から都市バスで約20分、タクシーで約15分
●駐車場:約660台(患者・家族用)

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熊本市南区にある済生会熊本病院の診療内容

熊本市南区にある済生会熊本病院の診療内容

熊本市南区にある済生会熊本病院の診療内容は以下のとおりです。

診療科

済生会熊本病院には、消化器内科や整形外科、呼吸器内科など、計19の診療科があります。
消化器内科は、食道や胃などの消化器に関する疾患を診療する科です。
済生会熊本病院の消化器内科は、24時間体制で医師が常駐し、専門医を中心に救急診療をおこなう点が特徴です。
さらに、早期がんに対する内視鏡治療を積極的に実施しています。
整形外科は、四肢や骨盤の骨折や脱臼などを診療する科です。
年間約1,400件の手術をおこなっており、救急部と協力して重症外傷の治療にも対応しています。
呼吸器内科は、肺炎、肺がん、喘息など、呼吸器疾患を幅広く診療する科です。
診療では外科と連携し、手術が必要な場合には患者の負担が少ない治療法を優先的に選択しています。
このように、済生会熊本病院の診療科は、それぞれの専門分野に応じた特徴的な診療をおこなっています。

診療サポート部門

済生会熊本病院には、包括診療部やリハビリテーション部、薬剤部など、計11の診療サポート部門があります。
包括診療部は、病院内でかかりつけ医の役割を担う部門です。
特定の分野に限定しない総合的な医療を提供するため、さまざまな職種が協力し、チーム医療を推進しています。
さらに、包括診療医が主治医をサポートし、患者に寄り添った体制を整えています。
リハビリテーション部は、患者に早期のリハビリテーションを提供する部門です。
部門内には脳卒中や運動器などのチームがあり、診療部門と連携しながら適切なリハビリテーションを実施しています。
薬剤部は、薬に関する院内業務全般を担当する部門です。
患者に薬の使い方や注意事項を伝えるとともに、チーム医療のなかで薬の安全性を確保する役割を担っています。
このような診療サポート部門が、院内での診療を支えています。

健診

済生会熊本病院には予防医療センターがあり、さまざまな健診を実施しています。
受診できる健診には、身体を総合的に調べる人間ドックと、特定の臓器や病気を調べる専門ドックの2種類があります。
さらに、どちらの健診にも複数のコースが設けられている点が特徴です。
人間ドックには日帰りドックや2日間ドックがあり、専門ドックにはがんドック、脳ドック、心臓ドックなどがあります。
これらの各種健診を通じて、病気の予防や早期発見、早期治療が可能となります。

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熊本市南区にある済生会熊本病院の取り組み

熊本市南区にある済生会熊本病院の取り組み

熊本市南区にある済生会熊本病院の取り組みは以下のとおりです。

医療の機能分化

済生会熊本病院は、熊本市南区で良質な医療体制を構築するため、医療の機能分化に取り組んでいます。
医療の機能分化とは、地域の医療機関がそれぞれの役割を分担することを指します。
済生会熊本病院は、熊本市南区で緊急性や重症度の高い患者を受け入れる急性期病院としての役割を担っています。
具体的な取り組みとして、「断らない救急」をスローガンに掲げ、救急および重症患者の受け入れ体制を整備してきました。
院内では専門的な検査や治療を多く実施し、状態が安定した患者の診療は地域のかかりつけ医に引き継ぐ仕組みを構築しています。
また、地域のかかりつけ医が専門的な検査や治療を必要と判断した患者は、済生会熊本病院で受け入れています。

医療連携

熊本市南区における医療の機能分化をふまえ、済生会熊本病院では医療連携への取り組みが推進されています。
医療連携とは、治療に関わるさまざまな対応を、地域の医療機関と協力して進めることを指します。
治療の全過程を単一の医療機関で完結させるのではなく、地域にある複数の医療機関が協力して患者を診療する地域完結医療が、済生会熊本病院の方針です。
この取り組みの一環として、1992年に病診連携科、2010年には医療連携部が設置され、地域医療との連携がさらに強化されています。

クリニカルパス

済生会熊本病院で取り組まれている「クリニカルパス」は、医療スタッフと患者が治療計画を共有できるように患者のスケジュールをまとめたツールです。
クリニカルパスには、治療や検査の予定だけでなく、看護師によるケア計画や薬剤師の指導内容なども記載されています。
このツールの大きなメリットは、事前に適切なスケジュールを立てることで、治療の質が一定以上に担保される点です。
また、予定表を共有することで、医師、看護師、薬剤師など多くのスタッフ間で情報の共有がスムーズになり、チーム医療の効率が向上します。
患者にとっても治療の見通しが立てやすくなるなどのメリットがあるため、済生会熊本病院ではクリニカルパスを治療の重要なツールとして積極的に活用しています。

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まとめ

熊本市南区にある済生会熊本病院は、医療を通じて地域社会に貢献することを理念に掲げる比較的大きな病院で、救急医療が可能なことなどが概要に挙げられます。
診療内容に関して、合計19の診療科と合計11の診療サポート部門がそれぞれの分野で診療にあたっており、さらに予防医療センターでは健診が可能です。
病院の取り組みには、医療の機能分化や医療連携、患者に対するクリニカルパスの使用などが挙げられます。


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