日本の各地には、その土地ならではの文化や風習が根付いています。
その土地の文化や風習を知り、体験することは、お引っ越しの楽しみのひとつではないでしょうか。
そこで今回は熊本市南区にお住まいをご検討中の方に向けて、熊本の伝統的工芸品について学べる「くまもと工芸会館」の概要や施設、楽しみ方をご紹介します。
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熊本市南区にある「くまもと工芸会館」の概要
熊本市南区にある「くまもと工芸会館」は、手作りの良さを広め、熊本ならではの伝統工芸品の振興を図る施設です。
伝統工芸品を展示・販売しているほか、さまざまな工芸教室を実施しています。
くまもと工芸会館は、かつて海の玄関口として栄え、伝統工芸が盛んな地域であった川尻町に位置しています。
伝統工芸品である川尻刃物や肥後象嵌のほか、陶芸、革細工、ステンドグラスなどの現代工芸品も展示している点が、くまもと工芸会館の特徴です。
入館料は無料ですが、施設内の工房などで手作りを体験する場合は、1,500円~2,400円の有料施設料金がかかります。
有料施設料金は利用する施設や時間帯によって異なるため、事前にホームページで調べておくと安心です。
熊本の伝統工芸品
くまもと工芸会館で展示されている熊本の伝統工芸品のうち、川尻刃物(かわしりはもの)と肥後象嵌(ひごぞうがん)をご紹介します。
川尻刃物
川尻刃物は、室町時代の刀鍛冶・波平行安が始めたとされています。
切れ味の良さと耐久性の高さ、重厚な美しさが特徴です。
くまもと工芸会館には刃物工房があり、「割込み鍛造」と呼ばれる特徴的な技法を間近で見学できます。
肥後象嵌
象嵌とは、ベースとなる素材を彫り、別の素材をはめ込む装飾技法のことです。
肥後象嵌は、江戸時代に藩主に仕えていた鉄砲師が銃身や刀のつばに施したのが始まりだと言われています。
くまもと工芸会館では展示されている肥後象嵌を鑑賞できるほか、肥後象嵌作りを体験することも可能です。
川尻刃物や肥後象嵌以外にも、「肥後てまり」や「おばけの金太」など、熊本には魅力的な伝統工芸品が多くあります。
お引っ越し後は、ぜひ「くまもと工芸会館」で実物を鑑賞したり、手作りを体験したりしてみてはいかがでしょうか。
●所在地:熊本県熊本市南区川尻1-3-58
●営業時間:1階 9:00~17:00、2階・3階 9:00~21:00
●休館日:毎週月曜日(月曜が祝日の場合は翌平日)・年末年始(12/28~1/4)
●アクセス方法:JR鹿児島本線「川尻駅」から徒歩5分
●駐車場:あり(大型バス3台・乗用車50台)
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熊本市南区にある「くまもと工芸会館」の施設
くまもと工芸会館の施設内にはショップや工芸ごとの工房などがあり、さまざまな楽しみ方ができます。
ここでは、くまもと工芸会館の1階から3階まで、各フロアにある施設をご紹介します。
1階
くまもと工芸会館の1階には、クラフトショップ「蔵」・クラフト実演工房・刃物工房・陶芸工房などがあります。
クラフトショップ「蔵」は、一般社団法人くまもと工芸協会の会員が製作した工芸品を購入できるショップです。
常設展示場の隣、1階正面玄関から入ってすぐ左手に位置しています。
工芸品の販売だけでなく、特別注文や修理などにも対応しています。
クラフト実演工房では、工芸職人が持つスキルや作品ができる過程を間近で見学することが可能です。
製作実演は日替わりでおこなわれているため、複数回訪れても新鮮な驚きを感じるでしょう。
トンボ玉や七宝、キャンドルなど、来館者が参加できるプログラムも開催されています。
刃物工房では、川尻刃物の製作の様子を見学することが可能です。
包丁研ぎや刃物の修理の依頼も受け付けています。
陶芸工房は、陶芸家が食器や花器などを製作するスペースです。
成形や絵付けなどを教わりながら、マイ食器づくりに挑戦できます。
小さなお子さまからも人気を集めている施設です。
2階
2階には、企画展示室「創」や創作工房「遊」などがあります。
企画展示室「創」は、県内外の工芸作家が作品の展示のために利用できるスペースです。
作家同士の交流の場としても活用されています。
創作工房「遊」は、さまざまな工芸教室が開かれる施設です。
132㎡の面積があり、専門家の指導を受けながら製作に励むことができます。
説明会や会議のスペースとしても利用可能です。
3階
3階には、料理工房「華」と会議研修室などがあります。
料理工房「華」は、日本料理教室やパン作り教室、生け花教室など、多方面に活用されている施設です。
大人から子どもまで、暮らしのなかで伝えられてきた料理の技法などを学ぶことができます。
会議研修室は、研修会や講座、会議などに利用可能です。
クラフトショップ「蔵」や工房の見学を除き、基本的には事前予約が必要であり、料金もかかります。
各フロアでどのような催し物が開かれているか、事前に確認してから訪問することをおすすめします。
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熊本市南区にある「くまもと工芸会館」の楽しみ方
くまもと工芸会館の施設内にはショップやさまざまな工房があるため、目的ごとに違った楽しみ方ができます。
ここでは、くまもと工芸会館のおもな楽しみ方をご紹介します。
日替わり工芸実演
先ほどもお伝えしたとおり、くまもと工芸会館1階にある「クラフト実演工房」では、日替わりで工芸の製作実演がおこなわれています。
工房見学は無料で、日本が世界に誇るスキルを間近で見ることが可能です。
熟練の職人が持つスキルにより精美な工芸品が作り上げられていくさまは、多くの方に感動を与えるでしょう。
日替わり工芸体験
見学だけでなく自分でも製作してみたい方には、同じく「クラフト実演工房」で体験できる日替わり工芸体験がおすすめです。
伝統的工芸品・現代工芸品を問わず、大人から子どもまで、多彩な工芸品の製作を体験できます。
日替わり工芸実演と日替わり工芸体験のスケジュールは、ホームページに掲載されています。
午前の部(10時~12時)と午後の部(13時~16時)では体験できる内容が異なるため、事前に確認すると良いでしょう。
当日参加も可能ですが、体験したい工芸がある場合は、事前予約をしておくと安心です。
また日替わり工芸実演の見学は無料ですが、日替わり工芸体験には材料費などがかかります。
クラフトショップ「蔵」
熊本の伝統工芸品に触れたあとは、クラフトショップ「蔵」でお気に入りの作品を購入するのも、楽しみ方のひとつです。
伝統工芸品は手作りであり、一点一点風合いが異なります。
多くの作品のなかから、唯一無二のお気に入りの作品を探す楽しみもあります。
東肥大正蔵
「東肥大正蔵」は、くまもと工芸会館に隣接された酒類の販売所です。
くまもと工芸会館とは、内部の通路で繋がっています。
焼酎原酒の試飲や量り売りのほか、赤酒などの資料の展示もおこなっているため、熊本ならではの文化を味わえるでしょう。
開館時間はくまもと工芸会館とは少々異なり、10時〜17時です。
くまもと工芸会館の開館時間である9時に来館しても開いていないため、ご注意ください。
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まとめ
熊本市南区にある「くまもと工芸会館」は、熊本の伝統工芸を見学・体験できる施設です。
職人のスキルを見学できるだけでなく、職人から指導を受けながら、自分だけの作品を作ることもできます。
隣接された東肥大正蔵では、熊本ならではのお酒の試飲も可能です。
熊本市南区にお引っ越しをご検討されている方は、足を運んでみてはいかがでしょうか。
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