熊本市の新築や中古の賃貸物件|スマイラックス > スマイラックス熊本駅前店のコラム一覧 > 熊本市西区にある本妙寺の魅力とは?概要や見どころについて

熊本市西区にある本妙寺の魅力とは?概要や見どころについて

熊本市西区にある本妙寺の魅力とは?概要や見どころについて

引っ越し先を決めるときは、立地にくわえて周辺の施設が魅力的かどうかを調べておくと良いでしょう。
今後、数十年と暮らすかもしれない地域に愛着が持てるかどうかは周辺施設を含めた住環境に左右されます。
この記事では、熊本市西区にある本妙寺についてご紹介します。
概要や見どころ、本妙寺でおこなわれる行事について見ていきましょう。

熊本市西区にある本妙寺の概要について

熊本市西区にある本妙寺の概要について

熊本市西区にある本妙寺は日本でも有数の著名な日蓮宗の寺院であり、毎年多くの参拝客が訪れる歴史名所です。
歴史的な背景や概要を知ることで、より親しみを感じられるでしょう。
本妙寺の成り立ちや沿革、アクセス環境などの概要を見ていきましょう。

概要①由緒・沿革

本妙寺は1585年に加藤清正が父である清忠の菩堤寺として建立したものです。
菩堤寺とは先祖のお墓を意味し、葬儀や供養をおこなう場所をいいます。
かつては大阪にありましたが、加藤清正が現在の熊本である肥後の国の大名になったことから、1600年に熊本城内に移されました。
その後、本妙寺は1612年に火事によって焼失したため、加藤清正の墓所であった熊本市西区にある中尾山の中腹に移転・再建されたと言われています。
西郷隆盛率いる氏族の反乱である西南の役によって、1877年に再度火災の被害に遭いましたが、1884年に再建され現在の姿として残されています。
開創から約400年の歴史を持つ本妙寺からは、厳かな雰囲気と格式が感じられるでしょう。

概要②アクセス

熊本市西区にある本妙寺は車でアクセスする場合、熊本インターチェンジから約40分、公共交通機関を利用する場合は市バスか産業交通バスを利用すると便利です。
電車を利用する場合は本妙寺入口駅が最寄駅です。
市街地から30分ほどでアクセスできる場所にあるため観光地としても人気で、地域一帯からは活気を感じるでしょう。

●所在地:熊本県熊本市西区花園4-13-1
●アクセス方法:熊本市電「本妙寺入口駅」より徒歩10分、市バス「本妙寺前」より徒歩5分、産業交通バス「仁王門下停留所」より徒歩5分
●駐車場:あり

▼この記事も読まれています
熊本県熊本市中央区の熊本市立一新小学校について!教育方針や街並みをご紹介

熊本市西区にある本妙寺の見どころについて

熊本市西区にある本妙寺の見どころについて

熊本市西区にある本妙寺の概要をご理解いただいたうえで、見どころをご紹介します。
歴史の概要を頭に入れてから実際に足を運ぶと、一層味わい深く感じるでしょう。

見どころ①胸突雁木(むなつきがんぎ)

寺院に入るとしばらくゆるやかな坂道が続き、大本堂が見えてきた先に現れるのが本妙寺の見どころの1つである胸突雁木です。
大本堂を抜けると現れるのが、「胸突雁木」と呼ばれる176段の石段です。
胸突とは胸を突くほどの急な勾配であること、雁木とは石段を意味し、大人でも登りきる頃には息が上がるでしょう。
石段は左右に分かれていて、中央にはたくさんの石灯籠が立ち並んでいます。
石灯籠は信者から寄進されたもので、その数は700におよびます。
熊本城から清正を拝礼されたと言われる「常夜灯」や、加藤忠弘公一族の墓所である「六喜廟」が胸突雁木の途中にあるので、ぜひご注目してお楽しみください。

見どころ②石段

176段の胸突雁木を越えると、その先には清正公御堂像に続く300段の石段があります。
300段の石段は1935年に加藤清正の325年の遠忌法要で造られました。
胸突雁木ほどの急な階段ではないものの、長く続く石段を登り切ったあとの達成感はひとしおでしょう。
石段の途中や、頂上から見渡す景色は絶景で、四季折々の風景を楽しめます。
熊本市西区にある本妙寺の見どころは、豊かな中尾山の自然と歴史が融合する美しさだと言えるでしょう。

見どころ③浄池廟

176段の胸突雁木と300段の石段を登り切ると、いよいよ加藤清正が祀られている浄池廟が見えてきます。
浄池廟は鮮やかな配色で、見事な彫刻も見どころです。
また、各所に施されている加藤家の紋にも注目してみましょう。
蛇の目に見立てた蛇の目紋、讃岐の尾藤知定の家紋である桔梗紋が使われています。
さらに浄池廟から石段を300段登った先の裏山には、1935年に建立された加藤清正像があります。
勇ましく槍を掲げた像は一見の価値があるでしょう。
加藤清正像がある広場まで登ると熊本市の市街地が一望できます。
また、境内には桜並木が植えられていて桜の時期にはぜひ足を運んでみてください。
新緑や紅葉など、四季折々の自然美が存分に楽しめるでしょう。

見どころ④仁王門

熊本市西区にある本妙寺を訪れた際は、行き帰りにくぐる仁王門にご注目ください。
1919年に寄進された仁王門は鉄筋コンクリートで造られていて、大正時代の建造物としては珍しく、貴重な遺産として有名です。
高さは約20m、幅は約14mあり、巨大な門は迫力を感じるでしょう。
左右には仁王像と獅子像がシンボルとして飾られています。

▼この記事も読まれています
熊本県熊本市中央区の熊本市立五福小学校について!教育目標や部活動をご紹介

熊本市西区にある本妙寺の行事について

熊本市西区にある本妙寺の行事について

熊本市西区にある本妙寺では、年間をとおしてさまざまな行事が催されます。
通常の寺院は厳かな雰囲気を味わえますが、行事が開催される日はそのときにしか楽しめない体験ができるので訪れてみてはいかがでしょうか。
お近くにお住まいの際は、さまざまな行事にぜひご参加ください。

行事①桜灯籠(はなとうろう)

桜灯籠は毎年3月の最終土曜日におこなわれる行事で、熊本市西区にお住まいの方はもちろん遠方からも多くの方が訪れます。
花灯籠は地域住民と大学の協力によって始まり、今でも年に1度おこなわれる地域の方の大切な行事となっています。
桜灯籠の日には、参道に数千もの灯籠が並び、灯籠の優しい光と夜桜の美しさは心に刻まれる景色となるでしょう。
灯籠はすべて地域住民の手作りで、切り絵や墨絵が描かれていたり習字によって思いが込められていたり、個性豊かです。
本城寺の境内には桜の木が数十本植えられていて、満開の夜桜を存分にお楽しみください。
また、桜灯籠の当日は毎年さまざまなコンサートが開催され、特別な春の夜が過ごせるのではないでしょうか。

行事②頓写会

頓写会とは、僧侶の修行の1つであるお経を書に書き写す写経をおこなう行事です。
頓写会は毎年7月23日におこなわれ、参加者が写経したお経を加藤清正に滞納します。
頓写会は、本妙寺第3代である高麗日遥上人が1周忌の冥福を祈る際に写経したことによって始まりました。
3回忌のときに僧侶が加わって写経をしたところ、7月23日の一晩で出来上がったことから、「すみやか」を意味する「頓写」との名前がつけられました。
写経は日常生活で感じる怒りや妬みなどの邪念から解き放たれ、自分自身と向き合うことができると言われています。
集中力を高め、心が穏やかになる効果があり、心身ともにリラックスできるのではないでしょうか。
大人の参加はもちろん、お子さまは一文字写経への参加がおすすめです。
頓写奉納行列や参拝が開催され、いつもとは異なる荘厳な雰囲気が楽しめるでしょう。

行事③人形供養(むろや)

熊本市西区にある本妙寺では、11月に人形供養がおこなわれます。
小さなお子さまがいるご家庭は人形の処分にお困りの方も多いでしょう。
本妙寺の人形供養は前夜祭を含めて丁寧におこなわれます。
総勢5名ほどの僧侶が、寄せられた人形の供養をします。
大切にしてきたぬいぐるみや思いがこもった人形は簡単には捨てられないでしょう。
近くに人形供養をしてくれる寺院があると安心です。

▼この記事も読まれています
熊本県熊本市中央区にある熊本市立出水中学校とはどんな中学校?

まとめ

熊本市西区にある本妙寺の歴史やアクセス環境などの概要や、寺院の見どころ、代表的な行事についてご紹介しました。
本妙寺は寺院が素晴らしいことはもちろん、境内を奥に進んだ先の景観が良いことも見どころです。
引っ越しをお考えの方は、本妙寺の存在を近くに感じられる熊本市西区をご検討ください。


≪ 前へ|熊本市東区にある熊本市立若葉小学校の概要や特徴などについてご紹介   記事一覧   熊本市南区にある「くまもと工芸会館」とは?施設や楽しみ方をご紹介|次へ ≫

トップへ戻る

TOP