熊本県合志市の周辺でお住まいをお探しの方は「熊本県立農業大学校」をご存じでしょうか。
熊本県立農業大学校は、農業を学ぶ学生だけでなく、社会人を対象にした研修や、地域の方々が生産物を購入できるマルシェが開催される学校です。
この記事では、学校の概要や特色をご紹介しますので、参考にしていただければ幸いです。
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合志市にある「熊本県立農業大学校」の概要
熊本県立農業大学校では、2年間で農業を学びます。
将来の農業を担う人材育成を掲げており、高度な知識や技術の習得も可能です。
また、経営やマーケティングに関する知識を身につけられる実習があるため、即戦力として活躍できる人材になるでしょう。
2年間の学生生活では、農業を学ぶだけでなく、スポーツ大会やバーベキュー、学園祭などの魅力的な恒例行事もあります。
熊本県立農業大学校の教育方針
熊本県立農業大学校の教育方針は「次代の本県農業を担う優れた農業経営者の養成を図る」と定められています。
将来の農業を担う人材の育成には、農業に関する高度な知識や技術が必要です。
さらに、優れた人材には、幅広い教養および社会性が必要だと考えられています。
校訓には「自覚」「自彊」「自啓」「自治」「自尊」とあります。
すべてに「自」の文字が付いているとおり、自らの主体性を大切にしている学校です。
農大教育10のポイント
熊本県立農業大学校の教育には、特色ある「10のポイント」があります。
「10のポイント」のうち、特色あるいくつかのポイントをご紹介します。
まず、ポイントの1つ目は「プロジェクト学習により課題解決能力を高め、実践技術の習得ができる」点です。
4つ目のポイントに挙げられているのは、県下の農大OBや農業法人への派遣研修です。
研修によって「生きた経営理念や最新の栽培技術」などを学べます。
6つめのポイントには、農業用ドローンやスマート農業などの、新しい農業を学べるとあります。
さらに9つ目には「学生寮完備」とあり、共同生活を通じて学生同士の親睦が深まるのもポイントです。
10のポイントをすべて知りたい方は、ぜひ農大のホームページを見てみてください。
農大生の年間スケジュール
熊本県立農業大学校では、2年間の学生生活を送ります。
入学してすぐ、コースマッチや農大スポーツ交歓会がおこなわれ、学生同士の親睦をはかれます。
6月におこなわれる「早苗饗(さなぶり)」は、農大恒例行事のひとつです。
全学生で田植えをした後、バーベキューで盛り上がります。
また、2年生の海外農業研修も6月です。
9月には、コース別に研修がおこなわれます。
各コースの特色に応じた、農業施設や先進施設への視察研修です。
10月には、農大の学園祭である「黒石原祭」があります。
学生が生産した農作物の販売や、バザーの出店があり、毎年大賑わいです。
12月になると、プロジェクト発表会がおこなわれます。
2年間の調査や研究をまとめた発表会で、代表者は九州大会への出場を目指します。
●所在地:熊本県合志市栄3805
●アクセス:熊本電鉄菊池線「御代志駅」より徒歩約20分/熊本電鉄バス「大池・農業公園入口」より徒歩約10分/九州縦貫自動車道「北熊本スマートIC」より車で約10分
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合志市にある「熊本県立農業大学校」の学科やコース
熊本県立農業大学校には、3つの学科があり、さらにそれぞれ専門分野のコースに分かれて学ぶ学校です。
野菜や花の栽培から、牛の飼育や管理まで、農業に関するさまざまな知識が習得できます。
また、農業に関する知識や技術だけでなく、実践力が身に付くのも特色のひとつです。
農産園芸学科
熊本県立農業大学校の農産園芸学科には、「農特産コース」「花きコース」「果樹コース」の3つのコースがあります。
農特産コースで学ぶのは、水稲や麦、大豆やお茶、タバコなどの栽培や加工です。
1年生で幅広い学習をしたのち、2年生では自分の専攻作物をひとつ設定して深く学んでいきます。
花きコースでは、切り花の一大産地である熊本で、花き栽培技術を習得できます。
フラワーアレンジメントも学べて、資格取得も可能です。
果樹コースでは、果樹の栽培技術を習得できます。
日本有数の柑橘産地である熊本で、みかんや晩柑だけでなく、梨やブドウ、桃などの栽培にも取り組んでいます。
野菜学科
熊本県立農業大学校の野菜学科は、野菜栽培の基礎知識や、経営などを学ぶ学科です。
生産技術から販売や流通までの知識を幅広く身につけ、実習もおこなっています。
栽培管理や病害虫管理の経験は、就農後すぐに役立つ即戦力となるでしょう。
2年生になると、学生自らでテーマを決めておこなうプロジェクト活動があり、実践力の高まりにつながります。
畜産学科
熊本県立農業大学校の畜産学科にあるコースは「酪農コース」と「肉用牛コース」です。
酪農コースでは、牛群管理システムの活用による、飼養管理技術が学べます。
また、哺乳ロボットを使った、哺乳や育成技術も習得できるそうです。
肉用牛コースでは、牛の生態や飼養管理だけでなく、経営についても学べます。
将来独立したい方は、知識や技術を習得できる、貴重な経験ができるでしょう。
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合志市にある「熊本県立農業大学校」の特色
熊本県立農業大学校では、学生が開催する農大マルシェで生産物を購入できたり、隣接するカントリーパークで遊んだりできる特色があります。
農業を幅広く知ってもらう活動は、地域の方々との交流だけでなく、マーケティングの場でもあります。
授業や実習以外では、放課後のクラブ活動を通じて、学生同士の親睦が深まるでしょう。
農大生のクラブ活動
熊本県立農業大学校には、いくつものクラブ活動があります。
体育会系では野球やサッカー、テニスや陸上、バスケットボールやバドミントンなどがあり、放課後好きなスポーツで汗を流せるでしょう。
文科系のクラブは、特色あるクラブが多数あります。
たとえば、野菜部やミルククラブ、フラワーデザイン部などです。
農業大学ならではの、知識を活かした個性豊かな活動ができるのではないでしょうか。
農産物を購入できる農大マルシェ
合志市の農大マルシェでは、学生たちが生産した農産物や農産加工品を購入できます。
運営は学生が主体となっておこない、マーケティングの学びも得られる貴重な経験になります。
販売は、毎週金曜日の午後1時30分からです。
旬の野菜や果物を購入できるとあって、地域の方に人気があります。
新規就農支援研修
熊本県立農業大学校の特色のひとつには、社会人を対象にした人材育成があります。
これから農業を始めようとする社会人の方が受けられる「新規就農支援研修」です。
農業経営者になるために必要な基礎知識や、栽培技術などのノウハウを学べます。
さらに、模擬経営をおこなう実習もあるため、栽培や収穫、販売といった一連の作業が身に付くでしょう。
研修には「プロ経営者コース」と「実践農業コース」が用意されています。
それぞれのコースで受講期間や募集人数などが違うため、詳しく知りたい方は、学校のホームページで概要などを確認してください。
熊本県農業公園「カントリーパーク」
合志市の熊本県立農業大学校から徒歩1分のところには、熊本県農業公園「カントリーパーク」があります。
自然豊かな環境の中で、遊んだり学んだり、さまざまな体験ができる農業施設です。
広大な敷地には、子どもたちがのびのびと体を動かせる広場や、遊具があります。
また、バラ園やつばき園、あじさい園といった花を楽しむ施設もあります。
物産館では、加工品や特産品を購入できるので、ぜひ寄ってみてください。
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まとめ
合志市の熊本県立農業大学校は、農業にたずさわる人材を育成する学校です。
花や果物、野菜の他にも、酪農や牛の飼育を学べて、マルシェなどを通じて販売やマーケティングも身に付きます。
また、学生だけでなく、これから農業を学びたい社会人を対象に研修もおこなっています。
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