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熊本市南区にある塚原古墳公園の魅力や楽しみ方をご紹介

熊本市南区にある塚原古墳公園の魅力や楽しみ方をご紹介

塚原古墳公園は、熊本市南区にあり、人気のレジャースポットとして有名です。
塚原古墳群だけでなく、歴史民俗資料館や火の君遊園地、天文台など見どころ満載で公園内の芝生ではピクニックなど楽しめます。
公園は年中無休なので、ランニングやウォーキング、犬の散歩にもおすすめです。
今回は、熊本市南区の塚原古墳公園の概要や楽しみ方をご紹介します。

熊本市南区にある塚原古墳公園の概要

熊本市南区にある塚原古墳公園の概要

塚原古墳公園は、国内最大規模の国指定史跡塚原古墳群があり、約10万㎡敷地内には77基の復元された古墳や歴史民俗資料館、火の君遊園地などがあります。
平成18年に宇城三十六景の1つに選定され、季節の花が咲くきれいな公園で、大人から子どもまで楽しめる絶好のレジャースポットとして人気です。
塚原古墳公園は年中無休で、ランニングやウォーキングだけでなく、犬の散歩にも適しています。
公園内の塚原古墳群は、自動車道建設で消滅の危機にありましたが、学術上の価値が極めて高いため、県民あげて保存運動に取り組みました。
その結果、全国初の遺跡の下をトンネルで通過させる方法を用いて、1972年に九州縦貫自動車道が開通した、というのは有名な話です。
塚原古墳群は、江戸時代後期の肥後国誌や古今肥後見聞雑記にはすでに登場しており、前方後円墳や方形周溝墓、円墳などがあり総数は約500基と推定されています。
現在は野球場が約5つ入る広さの古墳群で、併設されている歴史民俗資料館には出土した土器や資料が展示されているのでご覧ください。
古墳群のなかでも目立つ花見塚古墳は、仁徳天皇陵に比べると100分の1ですが、熊本地震により一部損傷しましたが、現在は復元されました。
花見塚古墳は全長46.2m、後円部径24.6m、前方部幅24.3mで墳丘の周りには二重の楯形をした周溝があります。
推定6世紀の終わり頃から7世紀初め頃まで利用された古墳です。
家形石棺が納められ、鉄剣や鎧、やじり、耳環、玉類などが出土しましたが、大正4年に埋葬施設は盗掘により壊されました。
熊本地震により被害を受けたのは花見塚古墳だけでなく、石之室古墳も激しい揺れにより家形石棺が崩壊しましたが復元されています。
直径31mの円形の石之室古墳は、6世紀初頭に築かれた石室の壁や石棺に浮き彫りや彩色を施した装飾古墳で、石棺の奥には先刻模様が描かれているのが特徴です。
また、古墳公園は整備されており、桜や紫陽花など季節の花が咲き誇り、とくに秋にはコスモスが満開なので、ぜひ足をお運びください。

●所在地:熊本県熊本市南区城南町塚原1234
●駐車場:50台
●アクセス方法:熊本バス「塚原」バス停下車徒歩約3分、九州自動車道「城南スマートI.C」から車で約3分

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熊本市南区の塚原古墳公園内にある歴史民俗資料館

熊本市南区の塚原古墳公園内にある歴史民俗資料館

熊本市南区の塚原古墳公園内にある歴史民俗資料館は、郷土の古代遺跡から出土した遺物を約6000点収蔵展示してあります。
昭和49年12月、日本道路公団・文化庁・熊本県・城南町の四者協定により資料館建設の方針が決定しました。
昭和51年12月に塚原古墳群が国指定史跡となり、昭和58年11月城南町歴史民俗資料館が開館し、平成22年3月熊本市塚原歴史民俗資料館に改名し現在にいたります。
平成28年の熊本地震で大きな被害を受けましたが、平成29年7月22日無事再開館しました。
歴史民俗資料館は民俗展示、考古展示、屋外展示から構成されています。
民俗展示は里のくらしをテーマにし、昭和20年代後半から30年代後半までの農家暮らしを再現しました。
農家の炊事場や味噌部屋、居間、土間、納屋の間取りなど関連資料を展示しています。
昭和30年代の初め頃、養蚕が盛んで多くの養蚕農家があり、製糸会社も数社見られ、機をおり反物で普段着を作っていました。
小屋のなかには、たくさんの農具が保管し、炊事場はかまどがあり飲料水は釣瓶を使って、陶器製のこねがち・すね鉢も調理具として大事な道具です。
土間には、道具の保管や作業場としての土間があり、味噌部屋の自家消費用の味噌醤油を作っていました。
考古展示は、先史時代から古代までの資料約300点を展示しており、国指定の重要文化財である台付舟形土器が見どころです。
熊本市南区城南町域は有明海に面し、海・山の幸に恵まれたことから、阿高・黒橋、御領貝塚など大規模な貝塚が多く見られます。
塚原古墳群の発掘品や九州において、考古学の礎を築いた小林久雄氏の収集など考古学史を語るうえで貴重な物も展示してあるのでご覧ください。
屋外展示は、塚原歴史民俗資料館の正門前に復元されている古代の人々の住居と倉庫です。
熊本市南区城南町塚原所在の上の原遺跡のものをモデル復元され、出土した土器などから竪穴住居は5世紀前半、高床倉庫は7世紀初めのものと考えられています。
肥人の群像は、紀元4世紀から6世紀頃の人々の祭りの様子を表現したものです。
また、歴史民俗資料館には、紙パックカメラ作りや藍染体験教室など各種講座があります。
ただし受講できる定員が決まっており、応募が必要なため、詳しくはホームページをご覧ください。

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熊本市南区にある塚原古墳公園の楽しみ方

熊本市南区にある塚原古墳公園の楽しみ方

塚原古墳公園には火の君遊園地があり、小学生向けのアスレチックや遊具などで楽しめます。
とくに目立つ海賊船をモチーフにした大型アスレチックの遊具で迫力があり、親子でチャレンジできるでしょう。
奥にはチューブ型すべり台やターザンロープなど、メリーゴーランドのような回転する遊具があります。
キリンの滑り台、パンダやコアラ、ライオンの遊具など幼児向けの遊具も揃っているのでご利用ください。
広い公園なので、駐車場から遊具まで距離があります。
公園内は開放的な芝生のうえで自由に遊べ、屋根付きの休憩所もあり、家族連れでボール遊びやフリスビーをして楽しめるでしょう。
長い滑り台や木製の舟型アスレチックがあり、古墳の斜面ではそり遊びも体験できます。
のんびりと1日過ごすには最適で、簡易テントやレジャーシートを設置して弁当を広げ、ピクニックするのもおすすめです。
古墳の斜面はポコポコで、草スキーをしたり子どもの遊び場になっています。
ただし、バーベキューや花火などの火気は厳禁で、芝生へは車の乗り入れ禁止されているので注意しましょう。
自然が豊富なので、虫よけスプレーの持参もおすすめです。
また、アスレチックや遊具以外にも、塚原古墳公園内の楽しみ方の1つに熊本県民天文台があります。
週末の晴れた夜のみ開館する天文台で、受付時間は19〜21時までです。
利用料金は無料で、解説付きで星空を楽しめますが、野外での観察はイスやレジャーシートを持参するのが良いでしょう。
季節によっては、夜が冷え込むので防寒着も必要になります。
1982年5月に開設したユニークなアマチュア天文台で、日本だけでなく世界でも珍しい施設です。
熊本県民天文台はスライディングルーフ式で、屋根全体が動き頭の上は夜空を見わたせます。
星座の形を観察したり、星座物語を聞いたりしながら、大型天体望遠鏡で惑星などを観察可能です。
天文台は会員の会費と募金で運営されているので、天体観察を楽しんだあとには募金に協力しましょう。
他に公園内には、種類豊富な自動販売機やトイレなどもあるので、ゆっくり自然を満喫できおすすめです。
桜の下は芝生になっているので、満開の時期にお花見をするのも楽しみ方の1つといえるでしょう。

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まとめ

熊本市南区にある塚原古墳公園の概要は、国内最大規模の国指定史跡塚原古墳群があり、約10万㎡敷地内には77基の復元された古墳がある公園です。
歴史民俗資料館やアスレチック、遊具などもあり、子どもから大人まで1日満喫できるでしょう。
また、週末の晴れた夜のみ開館する天文台で、天体観察もおすすめです。


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