熊本市南区の住みやすさは？気になる概要・住環境・子育て環境をご紹介

熊本市は5つの区によって構成されており、今回ご紹介するのはそのうちのひとつ「南区」です。
同じ市のなかでも特徴や住環境、子育て環境も違うため、住みやすさを感じるポイントも異なります。
熊本市南区はどういった特徴があるのか、住環境の口コミや家賃相場はどのくらいか、子育て支援はあるかなど、住みやすさについてご紹介します。

熊本市南区の住みやすさは？概要をご紹介

熊本市南区の住みやすさを深く知るために、まずは南区がどのような街なのか概要について押さえる必要があります。
ここでは、熊本市南区の概要についてご紹介します。

熊本市南区はどんな街なのか

南区は熊本市の南部に位置しており、北は西区・中央区、東は東区・嘉島町・御船町・甲佐町、南は宇土市・宇城市に接しています。
東西は加勢川や緑川、浜戸川といった一級河川が横断し、緑豊かな登山道がある雁回山があるなど、自然に恵まれたところが南区の特徴です。
また、熊本市南区の拠点的な公園緑地「雁回公園」や「塚原古墳公園」があるなど、静かで落ち着けるスポットが多くあります。
国指定史跡の塚原古墳群を有する「塚原古墳公園」をはじめ、江戸時代に熊本藩の年貢米の集積場となった米蔵跡「熊本藩川尻米蔵跡」や国指定重要文化財の楼門を持つ「六殿神社楼門」など、歴史的資源も豊富にあります。
その住みやすさからか、南区は指定都市となって以降、熊本市内でもっとも人口が増加している地域です。

熊本市南区の産業

熊本市南区は、農業や水産業、工業、流通業、製造業、運輸業などさまざまな業界を支える地域です。
南区の半分以上の面積が農地であることを活かし、農業や観賞用として栽培される草花や植物を栽培する「花き」などの施設園芸が活発におこなわれています。
南区の西部に接している海「有明海」では漁業資源に恵まれています。
このほか、半導体生産のルネサスセミコンダクタ九州工場や城南工業団地、流通業務団地、熊本総合車両所が位置しているのも南区です。

熊本市南区の特産品

先述したように、熊本市南区は農業資源や漁業資源に恵まれており、美味しい特産物が数多くあります。
南区北部の飽田・天明地域では、なすをはじめ、トマトやメロンなどの施設園芸野菜と米の複合経営が盛んです。
とくになすは全国屈指の生産量を誇り、国の指定産地にもなっています。
飽田・天明地域で盛んにおこなわれているのは秋から翌年の春にかけて出荷される「冬春なす」という作型です。
加温設備を備えたビニールハウスの中で「筑陽」という品種が主に栽培されています。
南区南部の富合・城南地域では広大な水田を活かした米・麦・大豆などの作物生産が活発です。
漁業では、有明海の特産物であるアサリ、ハマグリのほか、海苔が収穫されます。
穀物から野菜、水産物まで熊本市南区で採れるため、1年をとおして新鮮な食物をいただけるところも魅力のひとつです。

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熊本市南区の住みやすさは？住環境をご紹介

「交通アクセスや周辺施設などの住環境が整っている＝住みやすい」と感じる方が多いのではないでしょうか。
生活をするうえで通勤や通学、日用品の買い物に不便があると、住みやすさは減少してしまいます。
ここでは、熊本市南区の気になる住環境についてご紹介します。

熊本市南区の交通アクセス

熊本市南区にあるのは、熊本総合車両所の開設にあわせて新設された鹿児島本線JR富合駅のほか、平成28年3月に開業したJR西熊本駅、JR川尻駅の3駅です。
鹿児島本線は、福岡県北九州市門司区の門司港駅から熊本県八代市の八代駅までを結ぶ鉄道路線です。
そのため、通勤や通学のために利用する際だけではなく、休日の遠出や他県への旅行の際も役立ちます。
また、九州縦貫自動車道では平成29年7月に城南スマートチェンジが設置され、近年交通アクセスが大きく向上しています。

熊本市南区の口コミ

熊本市南区の住みやすさを知るために、実際の居住者のリアルな口コミも参考にすると良いでしょう。
熊本市南区の住環境や住みやすさに関する口コミをいくつかご紹介します。

●徒歩圏内に日用品が帰るお店やコンビニがあり、広い公園も多く子育てしやすい
●都市部と郊外がうまく調和している地域で不自由なく暮らせる
●交通量が多く注意が必要な場所もありますが、基本的に落ち着ける環境です
●閑静な住宅街だが、近くには市街地や学校があり便利
●市内中心部に近いにも関わらず、田園風景など田舎らしい自然が残っていて良い

熊本市南区の利便性が高いところと静かで落ち着けるところの両方を評価している声が多く見られました。
生活が不便になるのは嫌だけど自然も好きという方におすすめできる街です。

熊本市南区の家賃相場

熊本市南区の家賃相場を、間取り別にご紹介します。

●1R：4.7万円
●1K〜1DK：4.1万円
●1LDK〜2DK：5.3万円
●2LDK〜3DK：6.1万円
●3LDK〜4DK：7.2万円
●4LDK以上：8.6万円

熊本市南区の家賃は、熊本県全体の家賃相場と同じくらいか3千円〜1万円ほど高いです。
ただし、家賃相場は常に変動しており、築年数や立地などによっても金額は変動します。
予算や広さ、デザイン、立地などを考慮したうえで、住まいを決定しましょう。

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熊本市南区の住みやすさは？子育て環境をご紹介

熊本市南区は住環境が整っているだけでなく、子育て環境にも力を入れています。
最後に、子どもを持つ家庭がとくに気になる子育て環境についてご紹介します。

待機児童支援助成

近年ニュースで目にする機会が増えた「待機児童問題」ですが、熊本市南区の待機児童数は0人です（2022年4月時点）。
なんと2021年以降3年連続で待機児童数0人を達成しています。
そのため、働きたくても預ける施設がない、自宅から距離のある保育所しか空きがないなど、待機児童に関する心配はありません。
また、熊本市南区では「待機児童支援助成事業」もあり、万が一認可保育所に入所できずに認可街保育施設を利用することになった場合、利用料の一部を支援しています。
待機児童の家庭の経済的負担を軽減する目的とした制度です。
現時点で熊本市南区の待機児童はゼロですが、今後待機児童が発生して制度の適用対象となる可能性もあるため覚えておきましょう。

子育てサークル

熊本市南区の子育てサークルでは、音楽や体操など親子で楽しめる活動をおこなっています。
同じように子育てをしている方が参加するため、情報共有や交流のきっかけにもなります。

こんにちは赤ちゃん事業

こんにちは赤ちゃん事業とは、生後4か月までの乳児がいる家庭を訪問し、子育てに関する相談や助言をおこなうとともに子育て支援情報を提供する制度です。
自宅から出ることなく、子育てで困っていることを相談したり、分からないことを助産師や保健師に質問したりできます。
もちろんいきなり自宅に来るわけではなく、事前に訪問日程を調整します。
必要であれば継続的に相談できる、嬉しい制度です。

プレパパ・ママ広場

熊本市南区が実施している「プレパパ・ママ広場」とは、区内で暮らす妊婦やその家族、子育て世代の先輩パパ・ママを対象とした交流会です。
これから出産してパパやママになる方が不安に思っていることを解消するために開催されます。
今のうちに聞いておきたいことなど、なんでも質問可能です。
熊本市南区は子育て世代にはもちろん、これから子育てをする方にも寄り添った支援制度が整えられています。

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まとめ

熊本市南区は自然に恵まれ、美味しい特産品も豊富にある魅力的な街です。
生活に必要な施設も揃っており、利便性の高さも定評があります。
子育て環境が整っているため、これから子育てする予定の方、現在子育て中の方におすすめです。