熊本市中央区の「熊本医療センター」はどんな病院?診療内容や取り組みをご紹介
お引っ越し先を選ぶ際は、頼りになる医療機関が近隣にあるかどうかも重要な条件の一つに挙げている方もいるのではないでしょうか。
熊本市中央区には、国立病院機構である熊本医療センターが所在しています。
そこで今回は、熊本市中央区にある熊本医療センターの概要や診療内容、施設としての取り組みについてご紹介しますので、ぜひ今後の参考にしてみてください。
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熊本市中央区にある熊本医療センターの概要
熊本医療センターは、熊本県熊本市中央区にある国立病院機構です。
県内外の医師や歯科医師が登録医になり、紹介のあった患者さんを外来や入院で共同で診察する開放型病院の形式をとっています。
展望レストランや喫茶店、パン屋、コンビニエンスストア、図書室などが併設されており、患者さんの家族も過ごしやすい環境になっています。
熊本市中央区にある熊本医療センターの基本理念の概要
熊本医療センターの基本理念は「最新の知識・医療技術と礼節をもって、良質で安全な医療を目指します」です。
質の高い医療サービスを提供するために、登録医や地域の医療機関との連携を強化し、地域医療に貢献することを志しています。
熊本市中央区にある熊本医療センターの運営方針の概要
熊本医療センターでは、5つの運営方針を掲げて診療を提供しています。
これらの方針は、政策医療の推進、救急医療およびがん診療の推進、開放型病院による医療連携の推進、教育・研修・臨床研究の推進、そして健全な経営の実現です。
これを実現するために、院長をはじめ、15名の幹部職員が運営にあたっています。
熊本市中央区にある熊本医療センターの沿革の概要
熊本医療センターの前身は、明治4年に開設された鎮西兵団病院です。
鎮西兵団病院は明治6年に熊本鎮台病院に改称され、明治14年には熊本陸軍病院、明治21年には熊本衛戌病院に改称されました。
また、昭和11年には熊本第一陸軍病院に改称され、昭和20年に厚生省に移管されて国立熊本病院となるまで、旧日本軍の管轄にあった病院です。
その後、さまざまな医療設備を増設しながら地域医療への貢献を果たしてきました。
世界各国の病院とも姉妹施設として提携し、情報交換などをおこなっています。
令和2年には、鎮西兵団病院の開設から150周年を迎えた歴史ある病院です。
●所在地:熊本県熊本市中央区二の丸1-5
●アクセス方法:国立病院シャトルバス バス停「国立病院前」より徒歩1分
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熊本市中央区にある熊本医療センターの診療内容
熊本医療センターでは、外来の診療と入院による医療の提供をおこなっています。
熊本医療センター内のセンターは3つ、診療科は29、部門は9つに分かれているのが特徴です。
熊本市中央区にある熊本医療センターの診療科概要
熊本医療センターには、救命救急センター、ガン総合医療センター、治験センターの3つのセンターがあります。
また、診療科は29に分かれており、幅広い分野をカバーしています。
総合診療科をはじめ、各器官の外科や内科などが揃っているのが特徴です。
脳、循環器、呼吸器、眼科、耳鼻咽喉科、歯科、皮膚科など、身体のさまざまな部位に対応した診療が提供されています。
さらに、リハビリテーション科や整形外科、形成外科、放射線治療科、麻酔科など、部位に関係なく医療を提供する科もあります。
看護部や薬剤部など、医療の補助を行う部門も含め、9つの部門が存在しています。
熊本市中央区にある熊本医療センターにおける入院
熊本医療センターでは、入院が必要な患者さんへの医療を提供しています。
入院の際には、保険証や筆記用具などの入院手続きに必要なものにくわえ、最低限の身の回りの品を用意する必要があります。
洗面用具や歯磨きセット、お風呂用品などの衛生用品、箸や湯呑などの食器、下着や上履き、必要に応じてイヤホンなどが必要です。
私物の管理は自己責任で行い、病院側には預けられないため、注意するようにしましょう。
また、有償でアメニティセットも提供しているため、急な入院で生活用品を用意するのが難しい場合は利用を検討するといいでしょう。
入院中は朝8時頃、昼12時頃、夜18時過ぎに食事が提供されますが、それ以外の飲食物の持ち込みは食中毒予防のためできません。
選択食メニューをはじめ、季節や行事に合わせたメニューも提供されています。
病棟ごとに入浴施設を利用できる時間が決まっており、洗濯は有料でコインランドリーを利用しなければなりません。
消灯時間は22時で、無許可での外泊はできないため、事前に申請が必要です。
入院中は名前や患者番号などが記載されたリストバンドを手首または足首に装着しなければなりません。
なお、病院敷地内は全面禁煙となっており、喫煙はできない点に注意するようにしましょう。
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熊本市中央区にある熊本医療センターの取り組み
熊本医療センターでは、地域の健康に医療で貢献するための取り組みをおこなっています。
取り組みは2本の柱から成り立っており、救急医療とがん医療に重点的に取り組んでいるのが特徴です。
救急医療に関する取り組み
熊本医療センターは、地域の救急医療に力を入れており、重症患者を24時間365日断らずに受け入れることを目指す救命救急医療を実施しています。
熊本県内には熊本医療センターをはじめ、3か所の救命救急センターが設置されており、心肺停止、ショック、外傷、熱傷、中毒、熱中症、低体温症などに対応できる体制を整えています。
また、救急車だけでなく、ヘリコプターによる輸送にも対応しており、防災消防ヘリコプター「ひばり」を活用しています。
熊本医療センターは、救急搬送をできる限り断らず、患者さんや付き添いの方々に礼節をもって接し、他の医療機関とも密接に連携しながら治療をおこなっています。
救命病棟には平時44床、災害時88床の病床があり、ICUも平時6床、災害時12床の規模で利用可能です。
また、地域災害医療センターとして災害時にも対応できる体制を整えており、緊急時にも適切な医療を提供できるよう準備をしています。
がん医療に関する取り組み
熊本医療センターでは、がん医療に積極的に取り組んでおり、がん総合医療センターを設立して、熊本県のがん診療の向上・発展を目指しています。
このセンターでは、集学的治療を行い、希少がん、小児がん、AYA世代のがん、妊孕性温存療法、がんゲノム医療などの分野にも取り組んでいます。
新棟の5階に設置されたがん総合医療センターには、受付や待合いフロア、情報コーナー、診察室5室、相談室2室があります。
医師、看護師、薬剤師、相談員、管理栄養士などが協力して患者さんに対応しています。
センターは、がん診療に関連するさまざまな診療科との連携の下で成り立っており、集学的治療を推進しています。
また、熊本医療センターは、地域がん診療連携拠点病院に認定されています。
日本臨床腫瘍学会認定研修施設や日本がん治療認定医機構認定施設にも認定されています。
外来がん治療センターとがん関連会議を中心に、がん患者さんの治療や研究を日々おこなっています。
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まとめ
熊本市中央区にある熊本医療センターは、幅広い診療科の登録医を集めた開放型病院です。
外来の患者さんにさまざまな診療を提供しているほか、入院患者さんへの医療も提供しています。
救急医療やがん医療など、患者さんの命を救うための医療に積極的に取り組んでいる病院です。
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