熊本市中央区にある「熊本県立美術館」の特徴は?展示やイベントをご紹介
熊本市中央区への引っ越しにあたり、休日のリフレッシュに利用できる良いスポットがあるか、不安を感じていませんか。
区内にある主なスポットを事前に確認しておくと、引っ越しにあたっての不安が軽減されやすくなります。
そこで今回は、熊本市中央区にある主なスポットの情報として、熊本県立美術館の概要・展示・イベントをご紹介します。
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熊本市中央区にある熊本県立美術館の概要
熊本市中央区にある熊本県立美術館の概要は以下のとおりです。
概要①基本情報
熊本県立美術館は、熊本城の二の丸広場に位置する美術館です。
展示物は古代から現代まで幅広く取り扱っており、総合美術館として昭和51年に開館されました。
館内の展示物は、考古資料、絵画、版画、彫刻など多岐にわたります。
また、コレクション展や特別展など、さまざまな展覧会が開催されています。
さらに、教育普及活動の一環として、子ども美術館、ミュージアムセミナー、特別講演会などがおこなわれています。
概要②沿革
熊本県立美術館の沿革は昭和44年7月から始まります。
当時、美術館の建設に向けた募金や調査がおこなわれました。
翌年の昭和45年6月に、熊本県立美術館建設準備委員会が発足し、昭和46年3月には建設委員会が発足し、建設準備室が設置されました。
建設工事は昭和49年5月に始まりました。
これらの多くの準備を経て、昭和51年3月に開館を迎えました。
なお、平成4年10月には分館が開館し、平成9年9月には本館の改修工事がおこなわれました。
そして、平成20年4月には細川コレクション常設展示室が別棟で開館され、4年後の平成24年には同展示室が本館二階第一室に移転し開室されました。
概要③基本理念
熊本県立美術館の基本理念には「熊本の宝を守り活用し、誰もが楽しめる美術館」が掲げられています。
この理念を踏まえ、運営の基本方針が定められています。
基本方針のひとつは、子どものうちから豊かな感性を育むとともに、さまざまな人々が集まり交流できる場を提供することです。
また、熊本にゆかりのある美術品などの収集、保管、調査研究を通じて、地元の宝を未来へとつなげることも掲げられています。
これらの理念や方針に基づいて運営されている点は、施設の概要として重要なポイントです。
●所在地:熊本県熊本市中央区二の丸2番
●開館時間:9時30分~17時15分(入館は16時45分まで)
●休館日:月曜日(月曜日が祝日のときは翌平日休館)、年末年始
●アクセス方法:熊本城周遊バス・熊本城二の丸駐車場で下車後、徒歩3分
●駐車場:熊本城二の丸駐車場(有料・210台)、熊本城三の丸第1・第2駐車場(有料・354台)を利用
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熊本市中央区にある熊本県立美術館の展示
総合美術館である熊本県立美術館には、さまざまなものが展示されています。
熊本県立美術館が取り扱っている美術品や作品、館内の展示内容などは以下のとおりです。
古美術
熊本県立美術館は、古代から近世までの熊本の美術、文化、歴史の流れを把握できる展示を目指しています。
そのため、古代・中世の熊本にゆかりのある美術品が主な収集対象のひとつとされています。
具体的な収集対象としては、仏神像などの彫刻や仏画などの絵画が挙げられます。
また、染織品や能道具、刀剣などの工芸品、書蹟・墨蹟も収集対象とされています。
さらに、収集される古美術品の年代は古代や中世にとどまらず、近世の熊本にゆかりのある絵画や工芸品、書蹟・墨蹟なども含まれています。
くわえて、地元の美術、文化、歴史に影響を与えた作家や人物の作品なども収集されています。
日本の近・現代美術
日本の近・現代美術の分野で中心に据えられているのは、熊本県を代表する作家の作品です。
そのうえで、日本の近・現代美術史および熊本の美術史を体系化できるコレクションの形成が目標とされています。
そのため、熊本ゆかりの作家による美術品やその資料は、基本的な収集対象のひとつです。
その他の収集対象には、熊本を代表する近・現代の作家に影響を与えた作品や、近・現代美術史において重要な作品などがあります。
西洋美術
西洋美術の分野では、フランスの近代絵画、古代から現代までの西洋版画、近・現代彫刻を中心に、コレクションの体系化が目標とされています。
フランスの近代絵画では印象派や19世紀フランス絵画、西洋版画では16~18世紀の古典版画などが主な収集対象として決まっています。
熊本県立美術館の特徴は、地元の熊本や日本国内の作品だけでなく、西洋の作品も一部取り扱っている点です。
無料観覧スペース
館内の無料観覧スペースには、浜田知明版画室と装飾古墳室の2つがあります。
浜田知明版画室は、熊本県出身の版画家・彫刻家であり、2018年に亡くなった浜田知明の活動を伝えるスペースです。
会場は本館の2階にあり、テーマを設定したうえで、版画や彫刻の作品を展示しています。
装飾古墳室は、県内で発見された装飾古墳のレプリカや、出土した遺物の実物を展示しているスペースです。
装飾古墳とは、石棺や石室など、特定の位置に装飾が施された古墳です。
発見された地域は九州の北部・中部に集中しており、205例が見つかった熊本県は、装飾古墳を考える上で重要な地域として注目されています。
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熊本市中央区にある熊本県立美術館のイベント
熊本市中央区にある熊本県立美術館では、さまざまなイベントが開催されています。
定期的に開催されているイベントには、以下のものがあります。
子ども美術館
子ども美術館は、子どもを対象としたワークショップ型のイベントで、近年では2021年度、2022年度、2024年度に開催されています。
2024年度に開催された子ども美術館では、当時の展覧会に関連する内容がピックアップされました。
目的は、鑑賞と制作などの体験を通じて、子どもたち同士で楽しく学び、美術品を身近に感じてもらうことです。
子ども美術館の特徴は、さまざまな企画が用意されていることです。
2024年度には「超写実 ホキ美術館名品展」と「美術館に行こう!ーディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方」の2つの企画が用意されました。
これらのイベントを通じて、子どもたちは美術について学び、体験することができます。
ミュージアムセミナー
館内で定期的に開催されているイベントには、ミュージアムセミナーがあります。
セミナーの講師は、熊本県立美術館の学芸員などが務めます。
セミナーの開催回数は年度によって異なり、2024年度は2回、2023年度と2022年度は6回でした。
セミナーのテーマは多岐にわたり、過去に開催されたものには「熊本の工芸」「20世紀美術の冒険者たち」「美をつくし~大阪市立美術館コレクション展」などがあります。
会場や申し込みの必要性などは、セミナーごとに案内されています。
詳細はインターネット上に掲載されるため、参加を希望する場合は案内をよく確認しましょう。
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まとめ
熊本市中央区にある熊本県立美術館とは、熊本城にある二の丸広場の一角に作られた施設で、古代から現代までの美術品を幅広く取り扱っている点などが概要に挙げられます。
主な収集対象には古美術品、日本の近・現代美術品、西洋美術品などがあり、さらに館内では浜田知明の作品や県内で多く見つかっている装飾古墳が観覧可能です。
館内で定期的に開催されているイベントには、子ども美術館やミュージアムセミナーなどがあります。
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