熊本市の新築や中古の賃貸物件|スマイラックス > スマイラックス熊本駅前店のコラム一覧 > 熊本市中央区にある加藤神社とは?見どころや注目の行事をご紹介

熊本市中央区にある加藤神社とは?見どころや注目の行事をご紹介

熊本市中央区にある加藤神社とは?見どころや注目の行事をご紹介

引っ越し先を決める際には、交通や生活利便施設など日常的に関わる項目は重要です。
その他にも、そのエリアに関連する歴史ある施設や催しを知っておくと、引っ越しを決める際の参考として役立ちます。
この記事では、熊本市にある加藤神社についてご紹介しています。
概要や歴史、見どころと注目の行事を記載しているので、熊本市中央区付近に引っ越しをご検討中の方は参考にしてください。

熊本市中央区に位置する加藤神社の概要と歴史

熊本市中央区に位置する加藤神社の概要と歴史

慶応4年から始まる長い歴史を持ち、熊本の発展に大きく関わった加藤清正公を祀る加藤神社の概要をご紹介します。

加藤清正公とゆかりある神社

加藤神社は、熊本城の城内にある神社です。
御祭神の主祭神として加藤清正公を祀り、陪神に大木兼能公・韓人金宦公が祀られています。
清正公は、熊本の発展に大きな影響を与えた人物で、「セイショコさん」の愛称で親しまれており、県民にとって大恩人とも言われている存在です。
永禄5年(1562年)〜慶長16年(1611年)の約50年の人生において、戦国時代に知恵だけではなく、勇気も兼ね備えていた模範的な武将です。
熊本では熊本城の築城に加え、国民を豊かな生活と繁栄に導くための政策をした記録が残っています。
たとえば、土地を整える土木や治水工事・開墾が挙げられます。
国民の生活に直結する、交通環境を得るための街道づくりも政策の一つです。
その他では、焼物などの産業や学問・文化の奨励と開拓など、熊本発展に向けさまざまな政策を行っています。
このように、加藤清正公は武将として優れていただけではなく、熊本を発展に導いた偉大な人物であるとされています。
加藤神社はその清正公を祀り、熊本県の平和を守る神社です。

加藤神社の歴史

加藤神社は慶応4年からその歴史が始まる、由緒ある神社です。
もともとは加藤清正公を祀った浄池廟だったものが、明治4年の神仏分離により熊本城内に御社殿がうつされました。
そのときは「錦山神社」として創建されています。
その後、明治42年に清正公の三百年祭の催しと併せ、加藤神社と改められた経緯があります。
なお、昭和37年に新たな御社殿である現在地にうつされました。
平成13年には、清正公の生誕から440年を迎えています。
さらに、この時点で加藤神社の歴史が始まった慶応4年からは約130年が経過しています。
加藤神社では記念に「御鎮座一三〇年記念大祭」が催されました。
記念大祭では、社務所屋根が緑青銅板に葺替えられるなど、記念事業もおこなわれたことが記録に残っています。

●所在地:熊本県熊本市中央区本丸2-1
●アクセス方法:路面電車「熊本城市役所前」下車徒歩9分

▼この記事も読まれています
熊本県熊本市中央区にあるおすすめの歯科医院3選

熊本市中央区にある加藤神社の見どころ

熊本市中央区にある加藤神社の見どころ

加藤神社は清正公に関連するものや、熊本城の城内ならではの見どころがいくつかあります。
事前に知っておくと、見逃さずより充実した参拝ができるでしょう。

熊本城の美しさを眺められる

加藤神社は、熊本城近望の名所といわれています。
境内から見える熊本城は偉観で、晴れている日にはより美しく際立って見えるでしょう。
城内の開園時間外となる早朝や日没後でも熊本城を眺められる加藤神社は、雑誌などに掲載された経歴もあるほど有名です。
神社に立ち寄った際には熊本城を眺めて楽しむのはもちろん、カメラマンにとっては撮影場所として、絶好のロケーションにもなっています。
また、ときには結婚式の前撮りの撮影スポットとしても利用されています。

加藤清正公関連のスポット

境内には清正公に関連した複数のスポットがあり、その一つである太鼓橋は、文禄の役の際に記念に持ち帰られたものです。
石造りでアーチ上に反っている太鼓橋は「出世橋」とも呼ばれ、持ち帰られた後に橋づくりの原型として活用された記録が残っています。
くわえて、文禄の役の記念品は太鼓橋の他にも、明治42年に肥前名護屋城から移し設置された清正公の旗立石があります。
境内にある銀杏の樹は「清正公お手植えの樹」とされているものです。
慶長6年〜慶長12年の熊本城築城の折り、清正公によりお手植えされたと伝えられています。
なお、大天守前にある銀杏も、このときに併せてお手植えされたものと記録があります。

手水鉢と御神木

清正公本人に関連するもの以外にも、重臣であった大木氏の邸宅で使用されていた大手水鉢も見どころの一つです。
存在感のある大手水鉢は「熊本三大手水鉢」の第一ともいわれ、清正公によって持ち帰られた太鼓橋のすぐそばに置かれています。
また、本殿の手前では御神木を参拝するのも可能です。
加藤神社の御神木は、幹が途中から3方向に分かれている特徴を持っています。
幹が分かれている部分には小さな鳥居と階段、お社が置かれており、近年ではパワースポットとして注目を集めている御神木です。

授与品

見どころともいえる一つに、授与所でいただける授与品も挙げられます。
授与品のなかでも、お守りが人気です。
お守りには、加藤家紋が用いられている「蛇の目ひかり守」や御神木をモチーフにした「いちょう健康守」、土木や治水工事によって熊本の発展になぞらえて作られた「仕事守」などがあります。
また、負け知らずの清正公をモチーフに作られた「勝守」は、勝負運のご利益を得られるとされているお守りです。
この他にも、小さな破魔矢型のお守りが人気の授与品となっています。

▼この記事も読まれています
熊本県熊本市中央区にあるおすすめの内科クリニックを3つ紹介

熊本市中央区の加藤神社でおこなわれる注目の行事

熊本市中央区の加藤神社でおこなわれる注目の行事

加藤神社では、一年を通じてさまざまな行事が行われています。
ここでは、熊本県民や観光者も参加できる行事をご紹介します。

夏越大祓(なごしのおおはらえ)

夏越大祓は、毎年6月30日に開催される行事です。
一年の半分を迎える節目となるこの日に、ご自身の罪穢れを祓います。
半年分の罪穢れを祓った清々しい状態で、残りの半年を過ごすためにおこなわれる日本古来の行事です。
どなたでもご自由に参列できる様式となっています。
大祓式が終了した後には、午後10時まで「茅の輪(ちのわ)くぐり」も併せて催されます。
茅の輪くぐりは、無病息災を祈る目的で催される行事です。
人用・車用・ペット用と3種類あり、例えば人用の茅の輪は、大人の男性が1人で立ったままでもくぐれる大きさが用意されています。
また当日朝からは、奉書紙に書かれた「夏越大祓限定御朱印」が授与されます。
夏越大祓に併せて授与されるうえ、数に限りがある特別な御朱印です。

清正公(せいしょこ)まつり

清正公まつりは、かつて長い間途絶えていた神幸行列・神輿の祭りを再開したものです。
子どもに「幼き頃の想い出を」与え、若者に「心の感動を」、大人には「郷愁を」との思いを合言葉に昭和50年に復活しました。
熊本県民のまつりとして広まり発展し、観光が盛んになるきっかけになることを願って開催されています。
神幸行列には主に、ふれ太鼓や大太鼓、花傘・五色旗・槍持ち、神馬や巫女、そして神輿を奉納する団体が加わります。
神輿とともに神社から出発し、京町や仁王さん通り、上通・花畑町など市街を2時間以上かけ練り歩き、神社へ戻る行列です。
賑やかな行列は、いつもの日常では楽しめない特別な風景となるでしょう。
なお、以前は7月の第4日曜日に催されていた行事ですが、4月の第4日曜日に開催時期が変更となっています。
夏から春への開催時期の変更により、戦前に行われていた時期と同じく春の行事となりました。
清正公まつりをご覧になる方は、時期にお間違いのないように注意してください。

▼この記事も読まれています
熊本県熊本市中央区にあるおすすめの整形外科をご紹介

まとめ

熊本市中央区にある加藤神社は慶応4年から始まる、加藤清正公を祀っている神社です。
境内には清正公に関連したお守りの他、太鼓橋やお手植えの樹が置かれています。
年中行事として夏越大祓や清正公まつりがあるのも特徴です。
県民も参加し催される恒例行事となっており、地域に根付いた神社であることがわかります。


≪ 前へ|熊本市西区のお出かけスポット!北岡神社の概要や見どころをご紹介   記事一覧   熊本市南区にある塚原古墳公園の魅力や楽しみ方をご紹介|次へ ≫

トップへ戻る

TOP