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熊本市東区にある熊本県立盲学校の概要は?学部や特徴もご紹介!

熊本市東区にある熊本県立盲学校の概要は?学部や特徴もご紹介!

盲学校は、視覚に障がいを持つ方が教育を受けながら進学や就職を目指す教育機関です。
しかしそこまで数は多くないため、引っ越し先のエリアに盲学校があるかどうかが気になる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、これから熊本市東区への引っ越しを検討している方へ向けて、熊本県立盲学校の概要や学部、特徴をご紹介します。

熊本市東区にある熊本県立盲学校の概要

熊本市東区にある熊本県立盲学校の概要

大切な子どもを通わせるうえで、学校の全体像を把握しておくことは欠かせません。
そこでまずは、熊本市東区にある熊本県立盲学校の概要について解説します。

熊本県立盲学校の概要①視覚に障がいを持つ生徒の支援をおこなう

熊本市東区にある熊本県立盲学校は、明治44年に設立された「私立盲唖技芸学校」を前身とし、令和3年に創立110年を迎えた歴史ある教育機関です。
熊本県内で100年以上にわたり、視覚障がい者への教育をおこなってきた実績があり、アテネパラリンピック競技大会の銅メダリストなど、さまざまな人材を輩出しています。
2019年には、卒業生がヨットで太平洋を横断する偉業を成し遂げました。
スポーツ以外にも、治療院を経営する卒業生など、さまざまな分野で活躍する人材を教育していることが特徴です。
また、昭和12年には障がい者の権利確立に尽力したヘレンケラーが来校したこともあります。
卒業生の数は、1,700人以上にのぼります。

熊本県立盲学校の概要②視覚障がい教育のセンター的役割を担う

熊本市東区にある熊本県立盲学校には、幼児から大人までさまざまな年齢層の方が通っています。
また、視覚障がいのある子どもを持つ保護者をサポートするため、視覚障がい乳幼児親子教室「ひまわり教室」を年に3回実施しています。
さらに、視覚障がい児童のための「サマースクール」を年に1回開催している点も特徴です。
個別の教育相談を通じて盲学校と保護者が相互理解を深めた場合には、通学を基本とした個別プログラムによる継続的な学習支援もおこなっています。
熊本市東区にある熊本県立盲学校は、熊本県内における視覚障がい教育の中心的な役割を担っています。

熊本県立盲学校の概要③熊本県立盲学校へのアクセス

熊本県立盲学校は、熊本市東区東町3丁目に位置しています。
熊本市電の健軍町電停からは徒歩で12分の距離ですが、熊本バス、熊本産交バス、都市バスを利用すれば、東本町バス停から徒歩2分で到着できます。
アクセス環境は比較的良好で、視覚に障がいを持った子どもでも通いやすい立地にあります。

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熊本市東区にある熊本県立盲学校の学部

熊本市東区にある熊本県立盲学校の学部

熊本市東区にある熊本県立盲学校には、幼稚部や小学部、中学部、高等部があります。
これから子どもを熊本県立盲学校へ通わせるなら、各学部の概要も押さえておきましょう。
ここでは、熊本市東区にある熊本県立盲学校の各学部の特徴についてそれぞれ解説します。

幼稚部の特徴

幼稚部には、3~5歳の幼児が在籍しています。
工作などの遊びを通じて、人との関わり方や自分の思いを伝える方法、野菜や果物などの実物に触れて物に対する感じ方を学んでいます。
また、幼稚部では職員が一丸となって、子どもたち一人ひとりの可能性を伸ばす教育に取り組んでいます。
幼稚部が目指す幼児像は、自分の思いを伝えたり聞いたりできる子ども、自ら工夫して挑戦する意欲を持った子どもです。
令和5年度において、幼稚部に在籍している幼児は1名です。

小学部の特徴

小学部では、中学部への進学に向けて音楽や点字など学習の基本を習得することを目指しています。
また、集会活動や外国語活動、人権集会、文化祭などのさまざまな活動に参加し、自分なりの表現で伝えられる能力を養います。
さらに、盲学校では文化祭が隔年で開催され、音楽劇などの発表を通じて最後まで頑張る力を身につけることができます。
令和5年度における小学部の在籍者数は12名です。

中学部の特徴

中学部では、小学部で学んだ内容をさらに発展させるような指導が行われています。
また、職場体験やボランティア活動を通じて、視覚障がいによる生活上の困難に負けずに自立するための学習が実施されていることも中学部の特徴です。
そのほか、校内弁論大会に向けて練習を重ねる過程を通じて、自分の考えや思いを伝える力、相手の気持ちを考える力を養っています。
令和5年度における中学部の在籍者数は4名です。

高等部の特徴

高等部には、本科(普通科・保健理療科)と専攻科(保健理療科・理療科)の2つのコースがあります。
本科の普通科では、高等学校普通科と同様の内容を学習しながら、大学進学を目指します。
また、保健理療科は、中学を卒業後に社会人となってから失明した方を対象としています。
3年間の通学を通じて、高等学校卒業資格にくわえ、あん摩・マッサージ・指圧師国家試験の受験資格を取得できる点が特徴です。
一方、専攻科では、専門学校のようにあん摩マッサージ指圧師や鍼師・きゅう師になるための技術を学びます。
本科の保健理療科と同様に、3年間の通学であん摩・マッサージ・指圧師国家試験の受験資格を取得できます。

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熊本市東区にある熊本県立盲学校の特徴

熊本市東区にある熊本県立盲学校の特徴

熊本市東区にある熊本県立盲学校には、ほかにも魅力的なポイントがいくつも存在します。
ここでは、熊本市東区にある熊本県立盲学校の特徴を3つ解説します。

アンサンブル部など課外活動が盛ん

学校内での授業だけでなく、課外活動が盛んな点も熊本県立盲学校の特徴です。
とくにアンサンブル部は「令和6年度全国高等学校総合文化祭清流の国ぎふ総文」器楽・管弦楽部門の熊本県代表として出場する実力を誇っています。
そのほか、総合運動部(フロアバレーボール、陸上、柔道、サウンドテーブルテニス)も盛んで、練習試合や合宿などもおこなわれています。
これにより、より充実した学生生活を送ることが可能です。

寄宿舎を完備

自宅からの通学が難しい生徒に対して寄宿舎を用意している点も、熊本市東区にある熊本県立盲学校の特徴の一つです。
寄宿舎では、小学生から成人まで幅広い年齢層の生徒が共同生活を送っています。
共同生活を通じて、基本的な生活習慣や社会のマナーを身につけることができます。
また、午前7時の起床から午後10時の消灯まで、規則正しい生活が送れるように時間が決められている点も特徴です。
入居にかかる費用は学校側が負担するため、保護者が支払う必要はありません。
ただし、保護者が負担するのは、食事代や日用品代、おやつ代などです。

臨床実習で施術経験を積める

熊本市東区にある熊本県立盲学校では、学習の一環として一般の患者を対象とした臨床学習をおこなっています。
実際の患者を相手にあん摩やマッサージ、指圧、はり、きゅうの施術経験を積むことができる点は、熊本県立盲学校に通う大きなメリットです。
学校内で積み重ねた施術者としての経験は、社会に出る際にも役立ちます。
実際、熊本県立盲学校の卒業生のなかには、リハビリテーション病院やデイサービスセンターなどに就職している方も少なくありません。
視覚に障がいを持った方が社会に出ても活躍できるよう、熊本県立盲学校の職員は日々サポートに励んでいます。

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まとめ

熊本市東区にある熊本県立盲学校は、熊本県内において視覚障がい教育の中心的な役割を果たしている教育機関です。
熊本県立盲学校には幼稚部から高等部まで存在し、幅広い年齢層の方が日々勉強に励んでいます。
また熊本県立盲学校の特徴として、課外活動が盛ん、寄宿舎が完備されている、臨床実習を通じて施術経験を積める点が挙げられます。


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