引っ越し先を選ぶ際に重視するポイントは人それぞれですが、近くに信頼できる医療機関があるかどうかを考える方も多いのではないでしょうか。
多様な診療科を備えた医療機関が近くにあれば、ご家族が体調を崩した際にも安心です。
この記事では、熊本県菊池郡菊陽町への引っ越しを検討中の方に向けて、菊陽病院の概要や特徴的な取り組み、診療内容についてご紹介いたします。
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菊池郡菊陽町にある菊陽病院の概要
菊陽病院は、熊本県菊池郡菊陽町に所在する医療施設です。
診療科には、精神科、神経科、内科、放射線科、歯科があります。
菊陽病院の概要を続けてご説明します。
理念と倫理規約
菊陽病院の理念は「人権を尊重し、全人的医療をめざします。」というものです。
この理念に基づき、臨床の場における倫理の原則を定め、常に倫理的見地から医療の質を高める努力を続けています。
職員の倫理観を向上させ、医療倫理を職場の文化として育てていくことを目指しています。
菊陽病院は以下の倫理規約に基づき、医療を提供しています。
●人権を最大限に尊重し、人間の尊厳に基づく医療を行います
●全ての人々に対して差別のない平等な医療を提供します
●治療を必要とする人を問題解決のパートナーと見なし、共同で医療を行います
●倫理的判断を行う際には、「一人で決めない、一度に決めない」ルールとしています
理念と倫理規約からは、菊陽病院が患者さんの人権を尊重し、尊厳に基づく医療を目指していることが伺えます。
患者の権利
さらに菊陽病院は、「患者の権利宣言」として以下を掲げています。
●良質の医療を公平に受ける権利
●診療に関する十分な説明と情報の提供を受ける権利
●治療方法などを自らの意思で選択する権利
●個人情報を保護される権利
●自分の診療記録の開示を求める権利
体調を崩したときも、患者さんの権利がしっかりと守られた菊陽病院が近くにあれば安心です。
アクセス・受付時間
菊陽病院、三里木駅からは徒歩で15分ほど、熊本インターからは車で10分ほどの距離にあります。
くわみず病院と菊陽病院を往復する無料の定期バスが運行されており、病院間のアクセスも便利です。
菊陽病院の受付時間は、原則として平日が9:00~12:00で、土曜・日曜・祝日は休診です。
歯科の受付時間は8:45~17:00ですが、診療科や曜日によって異なることもあるので注意しましょう。
各診療科の詳しい診察時間は、菊陽病院のホームページで確認できます。
●所在地:熊本県菊池郡菊陽町大字原水5587
●診察時間:平日9:00~12:00
●アクセス方法:JR豊肥本線「三里木駅」より徒歩約15分
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菊池郡菊陽町にある菊陽病院の特徴的な取り組み
熊本県菊池郡菊陽町にある菊陽病院は、患者さんの人権を尊重した医療の提供に力を入れています。
次に、その特徴的な取り組みを説明します。
特徴的な取り組み①外来通院
菊陽病院では、統合失調症、うつ病、双極性感情障害、てんかん、アルコール依存症、ギャンブル依存症、認知症などの疾患に対応した外来診察をおこなっています。
精神科の診療は長い診察時間が必要とされるため、問診票や予診、医師の診察などの工夫を凝らし、多くの方が効率的に診察を受けられるよう努めています。
また、受診に対する不安や生活相談については、専門スタッフがご本人やご家族の相談に応じているため、気軽に相談できる点も特徴です。
特徴的な取り組み②きくよう地域生活支援センター
菊陽病院のきくよう地域生活支援センターは、地域で生活する障がい者・児や難病を抱える方々の日常生活支援や相談対応、地域住民との交流活動をおこなっています。
センターの利用には登録が必要ですが、精神保健福祉士や看護師などの専門スタッフが対応するため、安心して利用できるでしょう。
特徴的な取り組み③訪問看護ステーションきくよう
菊陽病院の訪問看護ステーションきくようでは、看護師が自宅を訪問し、療養や日常生活に必要な看護指導をおこないます。
訪問看護の内容には、病状や一般状態の観察、主治医との連絡、日常生活の援助・指導、服薬指導、定期的な外来受診指導、療養生活および介護の方法、福祉制度の利用支援などが含まれます。
菊陽病院は、病気やけがで寝たきりの方や通院が困難な方などの生活も支援し、安心して医療を受けられる環境を提供しているのが特徴です。
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菊池郡菊陽町にある菊陽病院の診療内容
熊本県菊池郡菊陽町にある菊陽病院では、幅広い診療をおこなっています。
最後に、主な診療内容を説明します。
診療内容①依存症治療
アルコール依存症やギャンブル依存症は、近年増加傾向にあり、社会問題となっています。
菊陽病院では、これらの依存症に対する治療を提供し、患者さんが健康的な生活を取り戻せるようサポートしています。
治療の目的は、依存症に対する理解を深め、断酒・断賭の心構えを作ることです。
内科的治療と並行して、アルコールリハビリテーションプログラム(ARP)やギャンブルリハビリテーションプログラム(GRP)を実施し、集団生活を通じて規則正しい生活習慣を取り戻すことです。
入院患者は、集団生活の中で他の患者さんと学習や討論をおこない、積極的かつ謙虚に学び、自己の責任を自覚して新たな人生を歩む準備をするそうです。
主なプログラムには、学習会、認知行動療法、創作活動、ミーティング、スポーツ、OB断酒会、院内合同例会、CST(コーピングスキルトレーニング)などがあります。
さらに、朝の集い、テキストの写本、酒暦・賭暦の発表、内観療法、トレッキング(登山)なども実施しています。
診療内容②内科的アプローチ
菊陽病院には、内科や総合診療科、外科、放射線科、耳鼻科などの経験を持つ精神科医師が多数在籍しています。
精神科医療において、内科的なアプローチも重要と考え、精神疾患に関連する糖尿病や脂質異常症、不整脈、胃潰瘍、肝障害などの身体的疾患にも対応しています。
特に認知症の治療では、脳梗塞や脳出血、正常圧水頭症、感染症など、内科や外科的処置が必要な場合もあり、これらを見極める医学知識が必要です。
精神科治療をおこなう際には、内科的疾患を除外し、安心して治療を進めることが重要です。
必要な場合には、関連病院のくわみず病院や地域の「くすのきクリニック」、「平和クリニック」と連携し、訪問診療や訪問看護も含めたきめ細かい対応をおこなっています。
診療内容③疾患別リハビリテーション
菊陽病院リハビリテーション室では、精神科に入院中の多くの患者さんが身体的な合併症を抱えている現状を踏まえ、疾患別リハビリテーションを導入しています。
こころとからだを一体的に捉え、集団作業療法と個別の身体リハビリテーションを併用することで、患者さんの身体機能や生活機能を向上させ、退院後の地域生活を長く維持することを目指しています。
患者さんの自立度や状態に応じた環境整備をおこなうことで、健康的な生活の向上が期待できるそうです。
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まとめ
菊陽病院は熊本県菊池郡菊陽町に位置し、精神科や内科など多様な診療科を提供しています。
理念は「人権を尊重し、全人的医療をめざす」で、倫理規約に基づき質の高い医療を提供し、患者の権利を守ることに重点を置いています。
依存症治療や疾患別リハビリテーションなど、特徴的な取り組みをおこなっているため、信頼できる医療機関がある地域に住みたいとお考えの方は、菊池郡菊陽町の菊陽病院周辺を検討してはいかがでしょうか。
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