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熊本市中央区にある熊本博物館で知識を深めよう!概要や見どころをご紹介

熊本市中央区にある熊本博物館で知識を深めよう!概要や見どころをご紹介

博物館は文化や歴史、自然などのさまざまな分野への興味が広がるきっかけになる場所です。
熊本市中央区には、人文や自然などがテーマの興味深い常設展示があり、プラネタリウムも併設されている熊本博物館があります。
そこで今回は、熊本市にお引っ越しを検討されている方に向けて、熊本博物館の概要や展示、見どころなどをご紹介します。

熊本市中央区の歴史ある博物館「熊本博物館」の概要

熊本市中央区の歴史ある博物館「熊本博物館」の概要

熊本市中央区にある熊本博物館は、おもに人文系や自然系の資料を多く展示している総合博物館です。
まず、熊本博物館の概要を確認しておきましょう。

熊本市中央区にある熊本博物館の概要①沿革

熊本市中央区にある熊本博物館は、郷土の博物館として昭和27年に設立されました。
過去に2回移転しており、熊本城内にあった旧師団司令部跡時代(昭和26~35年)と、熊本市勧業館にあった勧業館時代(昭和36~53年)と呼ばれています。
旧師団司令部跡時代の昭和35年10月には天皇・皇后両陛下が行幸され、勧業館時代の昭和37年5月には皇太子殿下・美智子妃殿下が行啓されました。
現在の場所へは昭和53年4月に移り、それ以降は新館(現本館)時代と呼ばれています。

熊本市中央区にある熊本博物館の概要②リニューアル

熊本博物館は、平成27年7月1日から長期休館し、全館リニューアル工事がおこなわれました。
平成28年4月に熊本地震が発生し、工事は一時中断されましたが、平成30年12月に無事にリニューアルオープンしました。
リニューアルオープンした熊本博物館のテーマは、「未来へつなぐ熊本の記憶、集める・伝える・創造する」です。
長い歴史のなかで築いてきた基本理念である「広域情報型・市民開放型・郷土立脚型・人間密着型の博物館」を基に、愛され親しまれる博物館を目指し、さまざまな活動がおこなわれています。

熊本市中央区にある熊本博物館の概要③交通や料金

熊本博物館へ訪れる際には、交通手段や入場料などの概要も事前に確認しておきましょう。
熊本博物館には専用駐車場がないため、バスや市電を利用するのがおすすめです。
バスを利用する場合は、桜町バスターミナルまたは市役所前で下車し、バス停から徒歩約15分です。
また、熊本城周遊バス「しろめぐりん」を利用すると、博物館・旧細川刑部邸前で下車すればすぐです。
市電を利用する場合は、杉塘で下車して徒歩約5分です。
入場料は、一般が400円、大学生と高校生が300円、小・中学生が200円です。
プラネタリウムを鑑賞する際には、別途料金が必要ですのでご注意ください。

●所在地:熊本市中央区古京町3-2
●開館時間:9時~17時(入場は16時30分まで)
●休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、12月29日~1月3日、保守点検期間など
●アクセス方法:バス停「桜町バスターミナル」または「市役所前」より徒歩約15分ほか
●駐車場:なし

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熊本市中央区の歴史ある博物館「熊本博物館」にある展示

熊本市中央区の歴史ある博物館「熊本博物館」にある展示

熊本博物館の概要を把握したら、次はどのような展示があるのか確認してみましょう。
1階の「人文」と2階の「自然」、屋外展示場の展示についてそれぞれご紹介します。

熊本市中央区にある熊本博物館の展示①人文

熊本博物館の1階には、人文をテーマにした常設展示があります。
主な展示は、波奈之丸と熊本の歴史に関するものです。
波奈之丸は、藩主細川家の参勤交代のために造られた御座船であり、波奈之丸展示室では藩主の御座所部分である「細川家舟屋形」が展示されています。
また、熊本の歴史展示では、旧石器時代から現代までの歴史がさまざまな品とともに展示されています。
たとえば、採集と狩りの時代の土器や、肥後の復興と安定を目指した加藤清正に関する品々、大政奉還後の町並みの変化などが展示されており、熊本の歴史をより深く知ることができます。

熊本市中央区にある熊本博物館の展示②自然

熊本博物館の2階では、熊本の自然に関する展示がおこなわれています。
そのなかには、熊本の地形や地質の特徴、江津湖や金峰山に生息する多様な生物、化石や鉱物の地質標本などが含まれています。
熊本県内には古生代から新生代までの化石や岩石が存在し、展示の1つである「くまもと5億年のタイムライン」では、その歴史を追うことができます。
また、2階の展示物のなかでも注目すべきは、大型のステゴドン「コウガゾウ」の全身骨格です。
ステゴドンは絶滅したゾウの仲間であり、肩までの高さが3.8mもあります。
熊本博物館では、迫力あるステゴドンの全身骨格を見ることができるだけでなく、日本と大陸のつながりとゾウの進化の関係についても学ぶことができます。

熊本市中央区にある熊本博物館の展示③屋外展示場

屋外展示場の主な見どころは、蒸気機関車69665号機(9600形)です。
現在ではあまり見かける機会が少ない黒々とした迫力のある車体を間近で見ると、子どもから大人まで感動するでしょう。
また、屋外展示場には六地蔵幢や石風呂など、熊本の歴史や文化と深く関わりのある石造物や岩石も展示されています。
さらに、プラネタリウム前では故池田幸一氏が所有していた反射望遠鏡や、2011年以前に使用されていた旧プラネタリウム投影機も見ることができます。
故池田幸一氏が所有していた反射望遠鏡は、日本に初めて輸入された銀メッキガラス反射望遠鏡であり、歴史を感じさせる品です。
これらの展示を見ておくと、プラネタリウムの上映をさらに興味深く楽しむことができるでしょう。

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熊本市中央区の歴史ある博物館「熊本博物館」の見どころ

熊本市中央区の歴史ある博物館「熊本博物館」の見どころ

先述した大型のステゴドン「コウガゾウ」の全身骨格や、蒸気機関車69665号機のほかにも、熊本博物館にはさまざまな見どころがあります。
そこで、とくに押さえておきたい見どころを3つ挙げて、それぞれご紹介します。

熊本市中央区にある熊本博物館の見どころ①蒸気機関車

屋外展示場でご紹介した蒸気機関車は、昭和15年から30年以上も豊肥線で貨物を運んでいたものです。
熊本から大分まで走行していたこの蒸気機関車の総走行距離は、地球63周に相当します。
1923年に完成したこの蒸気機関車は、約100年前のものであり、その迫力と歴史を感じることができます。

熊本市中央区にある熊本博物館の見どころ②プラネタリウム

プラネタリウムも熊本博物館の見どころの一つですので、概要を確認しておきましょう。
熊本博物館のプラネタリウムでは、一般番組のほかにも、ファミリーアワーや学習投影、リバイバル投影など、さまざまな番組を上映しています。
定員は170名で、投影時間は基本的に55分ほどですが、幼児向け番組は45分ほどです。
1日に3〜5回程度上映されますが、曜日によって異なるので、ホームページで事前に確認しておくことをおすすめします。
観覧料は一般が200円、大学生と高校生が150円、中学生以下が100円で、3歳以下は無料です。
ただし、プラネタリウムだけの利用はできず、熊本博物館の入場料も別途必要ですので、ご注意ください。

熊本市中央区にある熊本博物館の見どころ③講座

熊本博物館は、さまざまな通年講座を開催しており、その点も魅力の一つです。
2024年度には、5つの分野で講座が開講されます。
たとえば、保存科学講座は資料保存に関する室内講座であり、年間6回、奇数月の第2土曜日の午前に開催されます。
地質学講座は化石や岩石、大地に関する室内・屋外講座で、年間5回、偶数月の第3日曜日の午後に開催されます。
そのほかにも、「古文書講座」や「くまはくのゆるゆる美術部」、そして「植物学講座」などがあります。
興味のある分野の講座があれば、ぜひ申し込みを検討してみてください。

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まとめ

熊本博物館は古い歴史があり、多彩な資料を展示している博物館です。
大きな蒸気機関車やプラネタリウムもあるので、お子さんと一緒に何度も楽しめるでしょう。
引っ越し先を探す際は、熊本博物館がある熊本市を、ぜひ候補の1つとしてご検討ください。


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