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上益城郡嘉島町の観光名所!足手荒神 甲斐神社の概要についてご紹介

上益城郡嘉島町の観光名所!足手荒神 甲斐神社の概要についてご紹介

上益城郡嘉島町は、熊本市の南部に位置する自然豊かな町です。
湧水を利用した嘉島湧水天然プールが有名ですが、手足の神様をまつる「足手荒神 甲斐神社」があることはご存じでしょうか。
今回は、上益城郡嘉島町にお引っ越しを検討されている方に向けて、足手荒神 甲斐神社の概要・行事・授与品についてご紹介します。

上益城郡嘉島町にある「足手荒神 甲斐神社」の概要

上益城郡嘉島町にある「足手荒神 甲斐神社」の概要

まずは、上益城郡嘉島町にある足手荒神 甲斐神社の御祭神とご由緒、アクセス方法をご紹介します。
神社の歴史について知ると、より一層、上益城郡嘉島町の魅力を感じることができるでしょう。

足手荒神 甲斐神社の御祭神

足手荒神 甲斐神社の御祭神は、甲斐相模守親秀入道宗立公(足手荒神)と、甲斐民部大輔親直入道宗運公です。
宗立は宗運の嫡男であり、どちらも戦国時代末期、肥後国の大名・阿蘇氏に仕えていました。
当時、大友家・龍造寺家・島津家が肥後国を狙っていましたが、宗運の采配により誰も肥後国に侵攻できなかったと言われています。
知略・武略に長け、名軍師として名をとどろかせていた宗運は、必勝祈願・厄除け・学問成就などの神様として信仰されるようになりました。
甲斐相模守親秀入道宗立公(足手荒神)については、次の項でご紹介します。

足手荒神 甲斐神社のご由緒

1587年、豊臣秀吉の九州征伐で功をあげた佐々成政が、肥後国を治めることになりました。
しかし佐々成政に反発した民衆が、一揆(肥後国人一揆/肥後国衆一揆)を起こします。
そこで御船城の城主だった宗立は、仲間とともに3万5千の国民を率いて、佐々成政がいる隈本城を攻撃しました。
ところが、攻略まであと少しのところで豊臣秀吉側の支援部隊が駆けつけ、一揆は失敗に終わります。
手足に重傷を負った宗立は、嘉島町上六嘉に逃げ込みました。
傷の手当をした地元の住民たちの思いやりに触れ、宗立は「わが亡き後はこのお礼にこの地にて手足の守り神となろう」と言い残し、息を引き取ります。
以来、多くの方々が手足の健康を祈りに訪れ、手型、足型の模型、ギプス、コルセット、松葉杖などの奉納品が社殿を埋めつくすほどになりました。
遠い地域や外国からの参拝者も絶えず、今でも「足手荒神さん」と呼ばれ、参拝者の手足を守り続けています。

●所在地:熊本県上益城郡嘉島町上六嘉2243
●アクセス方法:九州道「御船IC」から熊本県道226号六嘉秋津新町線を車で約5分
●駐車場:あり(大型バス駐車可能)

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上益城郡嘉島町にある「足手荒神 甲斐神社」の行事

上益城郡嘉島町にある「足手荒神 甲斐神社」の行事

足手荒神 甲斐神社は、1年のなかでいくつかの行事をおこなっています。

足手荒神例祭

足手荒神例祭は、毎年2月15日におこなわれる甲斐神社の例大祭です。
手足の神様への奉納行事で、手足の無病息災や、手足を使う運動・作業にご利益があるとされています。
病気平癒やスポーツ必勝を祈り全国から1万人以上もの方が訪れる、甲斐神社の一大行事です。
甲斐神社の入り口付近には多くの出店が並ぶため、手足にトラブルのない方でも、にぎやかな雰囲気を楽しめるでしょう。
お守り授与所には行列ができるため、お守りを購入したい方は時間に余裕を持って行くことをおすすめします。

年中行事

足手荒神 甲斐神社の年中行事は、1月1日の「歳旦祭」から始まります。
歳旦祭は他の神社でもおこなわれることの多い、新年を祝う行事です。
甲斐神社も例外ではなく、たくさんの初詣客で賑わいます。
次の年中行事は、1月3日の「元始祭」です。
元始祭は宮中祭祀のなかの一つで、各神社で天皇陛下の弥栄をお祈りします。
続いて、1月15日に「手型、足型、神符焼納祭」がおこなわれます。
今まで守っていただいた神棚、お守りなどにお礼の気持ちを示し、焚き上げる神事です。
甲斐神社では手型、足型の絵馬を焚き上げ、今まで手足を守ってくれたことに感謝します。
2月11には「建国祭」、6月30日には「大祓式」がおこなわれます。
11月15日には甲斐神社でも「七五三祝い祈願」がおこなわれるため、近隣にお引っ越しの際は、お子さまと着物を着て境内で写真を撮ると良い思い出になるでしょう。
11月23日の「新嘗祭」を経て、12月15日には「松葉杖、コルセット清め祓い祭」がおこなわれます。
手足の神様をまつる甲斐神社ならではの行事です。
1年の最後の行事は、12月31日におこなわれる「大祓式」と「除夜祭」です。
なお、甲斐神社の月次祭は毎月1日・15日に開催されます。

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上益城郡嘉島町にある「足手荒神 甲斐神社」の授与品

上益城郡嘉島町にある「足手荒神 甲斐神社」の授与品

足手荒神 甲斐神社では、授与品も多く取り扱っています。
授与品には、ご自身の安全や家族の健康をお祈りするためのお守り、おふだ、手形・足形があります。

足手荒神 甲斐神社で人気のお守り:スポーツお守り

足手荒神 甲斐神社で人気の高いお守りの一つが、「スポーツお守り」です。
「手足の神様ならではのスポーツに関するお守りはないの?」という、参拝者の何気ない一言から誕生しました。
甲斐神社のスポーツお守りは、手足の神様である宗立公(足手荒神)にスポーツの上達や手足の安全を、勝負ごとの神様である宗運公に試合での勝利を祈願します。
部活動生からプロの選手まで幅広い層に人気のお守りで、熊本城マラソンの開催時には参加ランナーから人気を集めました。
スポーツの安全と上達、そして必勝の祈願が1つになったスポーツお守りは、甲斐神社の特徴的な授与品だといえるでしょう。
甲斐神社の授与所での購入以外に郵送にも対応しているため、遠くにお住まいの方や足のトラブルで外出が難しい方でも入手しやすくなっています。

足手荒神 甲斐神社で人気のお守り:なでお守り

なでお守りもまた、甲斐神社で人気の高いお守りです。
なでお守りで手足をなでると、病気平癒・無病息災のご利益があると言われています。
手足にトラブルのある方や手足をよく使う方は、入手してみてはいかがでしょうか。
スポーツお守りやなでお守りのほかに、甲斐神社では「足手荒神おまもり」や「安産お守り」「健脚おまもり」なども授与しています。
手足の装飾が施されたお守りが多く、珍しいデザインのお守りが好きな方にもおすすめです。

足手荒神 甲斐神社のおふだ

足手荒神 甲斐神社の授与品のうち、おふだは3種類です。

●神宮大麻
●足手荒神大麻
●足手荒神木札


入手したおふだは神棚に飾り、1年経ったら甲斐神社もしくはご自宅の近くの神社に返納しましょう。

足手荒神 甲斐神社の絵馬

「絵馬」と聞くと、多くの方が五角形の木の板を思い浮かべるのではないでしょうか。
足手荒神 甲斐神社の絵馬は、手と足の形をしています。
手形は肘あたりから指先まで、足形は膝あたりからつま先までを再現しているため、初めて見る方は驚くかもしれません。
形は特徴的ですが、通常の絵馬と同様に手形・足形に願いを書いて神社に奉納します。
手形・足形の絵馬の歴史は古く、江戸時代に納められたと思われるものも存在しているそうです。
足手荒神例祭では大量の手形・足形が奉納され、多くの方から信仰されていることがわかります。

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まとめ

足手荒神 甲斐神社の御祭神は、手足の神様である甲斐相模守親秀入道宗立公と、必勝祈願や学問成就の神様である甲斐民部大輔親直入道宗運公です。
足手荒神 甲斐神社の行事の一つに足手荒神例祭があり、毎年2月15日には多くの方が参拝します。
手足の形をした絵馬など特徴的なものが多くあるため、お近くにお引っ越しの際はぜひ参拝してみてはいかがでしょうか。


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