合志市にある「菊池病院」の概要!診療と取り組みをご紹介
新しい場所に引っ越す場合、自分と家族にとって利便性の良い場所かどうかが大切です。
駅や学校から近いだけでなく、頼れる医療施設に近い新居であれば安心できるでしょう。
そこで今回は、合志市にお引っ越しをお考えの方に向けて、菊池病院の概要・診療・取り組みをご紹介します。
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合志市にある菊池病院の概要
菊池病院がどのような病院かは、基本方針や沿革などの概要からチェックするのがおすすめです。
心と脳の専門医療
菊池病院は、一般的な総合病院ではなく、心と脳の疾患に特化した病院です。
熊本県精神科救急医療輪番施設であるとともに、応急入院指定病院であることから、急を要する症状にも対応できる病院だといえます。
入院のための病床は全体で239あり、200名を超えるスタッフが日々治療にあたっています。
基本方針
菊池病院の基本方針は、基本理念のなかに掲げられています。
病院で大切なのは患者さんだと位置づけていて、安心して相談できる専門医療の提供を目指しています。
具体的な基本理念として挙げられるのが、人権を尊重しながら患者さんが安心と納得を得られる医療・ケアの提供です。
また、最新の医学的根拠に基づき、治療と政策医療を中心に据えた高度医療サービスの提供も、菊池病院の基本理念です。
さらに、研究・教育・研修に重点を置くことと、落ち着ける環境作り・地域の医療機関との連携を基本理念のなかに盛り込んでいます。
沿革
菊池病院が誕生したのは、太平洋戦争が始まる直前の昭和16年4月のことです。
当時は、航空教育隊菊池陸軍病院として診療にあたっていました。
戦後間もない昭和20年12月には、厚生省のもとで国立菊池病院として新たな道を歩むことになります。
昭和26年には、結核療養所への転換がおこなわれ、昭和52年には精神療養所に転換しています。
平成16年になると、独立行政法人国立病院機構菊池病院として組織が変更されました。
その後、平成28年には熊本県の認知症疾患医療センターに指定され、令和4年に熊本県の災害拠点精神科病院として指定を受けています。
●所在地:熊本県合志市福原208
●アクセス方法:JR豊肥本線「三里木駅」よりタクシーで10分
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合志市にある菊池病院の診療内容
菊池病院では、入院と外来による診療をおこなっています。
具体的な診療内容について、目をとおしておきましょう。
診療科
菊池病院が扱うのは、一般精神科だけでなく、認知症や動く重症心身障がい児の療養です。
また、ライフサイクルのなかで重要と位置づけている、思春期の精神障害の診療にも取り組んでいます。
菊池病院の診療科としては、精神科・神経科のほかに、リハビリテーション科・心療内科があります。
このほかに、小児科・内科・歯科があることは、菊池病院の特徴です。
菊池病院には、北病棟・南病棟・東病棟があり、それぞれ19~60名の入院に対応できるベッドがあります。
北病棟は重症心身障がい児のための病棟で、南病棟は認知症・精神科治療のための病棟です。
ベッド数が少ない東病棟は、医療観察法病棟です。
外来の診療内容
菊池病院は、予約制で外来の患者さんを受け入れています。
菊池病院のホームページには、外来診療のための担当医表が掲載されていて、新患と再来の枠が取られているほか、もの忘れ外来新患と子ども外来が別枠として確保されていることがわかります。
実際の診療は、一般精神科外来と専門外来にわかれていることが特徴です。
一般精神科外来で扱うのは、うつ病・不安障害・統合失調症など多岐にわたる症状です。
専門外来では、老年期・もの忘れ外来・MRI検査がおこなわれています。
もの忘れ外来では、検査入院プログラムなどが設けられていることが特徴です。
外来の予約方法
合志市に引っ越し後に初めて菊池病院での受診を希望される場合は、事前に電話連絡が必要です。
初診前の電話連絡は、単なる予約の電話ではなく、担当者による悩みごとのヒアリングがおこなわれます。
予約なしで菊池病院へ足を運んだ場合、事前の電話連絡と同様に担当者のヒアリングがおこなわれ、ドクターによる診察は日を改めることになります。
引っ越し前に受診していたクリニックから紹介状をもらっている方は、紹介状を持参すればスムーズな診察が可能です。
療養に適した自然環境
菊池病院の基本理念のひとつに、自然に囲まれた落ち着ける環境の提供が挙げられています。
菊池病院がある場所は、療養に適した自然があることが特徴です。
菊池病院は、海抜130mの合志原台地に位置していて、周りを山林や畑に囲まれています。
病院からは、八方岳や秀峰鞍岳などの雄大な景色を眺められます。
こうした自然環境の良さは、菊池病院が提供する診療のひとつと考えても良いでしょう。
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合志市にある菊池病院の取り組み
菊池病院の診療内容をチェックしたら、特徴ある取り組みについて確認してみましょう。
認知症への取り組み
菊池病院が昭和52年から全国でもいち早く取り組んできたのが、高齢者の認知症治療です。
認知症には、さまざまな種類がありますが、とくに力を入れているのは、前頭側頭型認知症とレビー小体型認知症の治療です。
前頭側頭型認知症は、性格の変化や行動の異常などが認められますが、精神疾患などとの切り分けが難しいとされています。
菊池病院では、患者さん自身だけでなく、介護を担う方が負担を減らせるよう、正しいケアをサポートしてくれます。
また、レビー小体型認知症も精神疾患と間違われやすく、適切な症状把握が大切な疾患です。
認知症は、早期発見と早期治療が重要であることから、菊池病院ではもの忘れ外来で気軽に相談できる場所を設けています。
セカンドオピニオン外来の取り組み
菊池病院では、他院にかよう患者さんのセカンドオピニオンと、菊池病院にかよう患者さんの他院でのセカンドオピニオンの希望を受け入れています。
とくに、他院にかよう患者さんのセカンドオピニオンとして、外来での受け入れ態勢を整えていることが特徴的な取り組みです。
菊池病院のセカンドオピニオンでは、新たな検査・治療などをおこなうことはありません。
かかりつけ医でおこなった検査や治療のデータをもとに、菊池病院の専門医が意見と判断をおこないます。
セカンドオピニオンを利用した場合、そのまま転院しなければいけないのではないかと不安になる方がいらっしゃるでしょう。
この点について、菊池病院では、セカンドオピニオン外来を訪れた患者さんに転院を勧めることはありません。
あくまでも、かかりつけ医以外の意見と判断を提供する場ですので、転院を希望されない方も安心してセカンドオピニオンを利用できるでしょう。
セカンドオピニオンは予約制で、診療情報提供書や検査結果記録などが必要書類です。
訪問看護の取り組み
菊池病院では、訪問介護の取り組みをおこなっています。
訪問看護では、看護師が患者さんの自宅を訪れて、日常生活の改善や維持のためのサポートがおこなわれます。
訪問看護の対象となるのは、病状が悪化しているにもかかわらず、外来受診ができない方です。
また、社会生活に不安があり、継続したサポートが必要な方も訪問看護の対象です。
さらに、患者さん本人以外に介護をおこなう家族にサポートが必要な場合、訪問看護で支援がおこなわれます。
訪問看護の対象地域は、車で片道30分以内の範囲です。
こうした訪問看護の取り組みは、患者さんと家族の負担を減らすためにも重要といえるでしょう。
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まとめ
合志市にある菊池病院は、人権を尊重しながら、心と脳の疾患に対して専門的な診療をおこなう病院です。
菊池病院では、一般精神科・認知症・重症心身障がい児などの診療をおこなっています。
認知症ケア・セカンドオピニオン・訪問看護など、患者さんと家族に寄り添う菊池病院の特徴ある取り組みもチェックしてみてください。
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