上熊本駅周辺の住みやすさを解説！住環境や充実した周辺施設が魅力

上熊本駅周辺は、JRや市電などの交通アクセスの良さと、落ちついた環境が魅力の住まいやすいエリアです。
周辺には、日常の買い物に適した生活利便施設や、ファミリーが押さえておきたい教育施設なども整っています。
今回は、上熊本駅周辺の住みやすさについて、概要や住環境、周辺施設を解説します。

好アクセスな住みやすさ！上熊本駅の概要を解説

上熊本駅は、その歴史的背景とともに、現代生活における便利なアクセスを兼ね備えた駅として存在しています。
まずは、上熊本駅の概要から解説します。

歴史ある上熊本駅の概要

現在は近代的な外観が特徴の上熊本駅ですが、実は文化的な歴史が深く、地元で愛されている駅です。
上熊本駅のあゆみの概要は、明治24年に駅が設置されたことからはじまります。
明治24年は九州鉄道が熊本まで開通した年で、当時の池田村に池田停車場が建てられました。
その後、明治34年に池田停車場から、上熊本駅に改称されています。
上熊本駅は、明治29年に夏目漱石が降り立った駅としても知られています。
現在の熊本大学にあたる第五高等学校に夏目漱石が英語教師として赴任したことが、夏目漱石と上熊本駅のつながりの概要です。
当時、学校や官庁にいくには、熊本市の表玄関として親しまれていた池田停車場からいくのが最短ルートでした。
上熊本駅から少し足を延ばしたところには夏目漱石内坪井旧居があり、夏目漱石が滞在していた家のひとつとして現存しています。
ちなみに、夏目漱石が赴任する前には、小泉八雲も英語教師として熊本に赴任していました。
小泉八雲は、池田停車場を舞台にしたとされる小説も残しています。
また、大正2年には、洋風の駅舎が建築されました。
大正ロマンを感じさせる外観の旧駅舎は、平成18年に九州新幹線全線開通のよる在来線高架化にともなって、解体と移築をされています。
地元での保存運動も功を奏し、移築された旧駅舎の一部は、現在も市電の上熊本電停の駅舎として活躍中です。
旧駅舎の前に設置されていた夏目漱石の像も、道路を挟んだ向かい側に移され、今なお地域で親しまれています。

現在の交通アクセスの概要

交通アクセスは、住みやすさに影響する重要なポイントです。
歴史ある上熊本駅も、現代の暮らしにフィットする交通アクセスの良さが魅力といえます。
熊本市西区にある上熊本駅の概要を簡単にいうと、JR鹿児島本線、熊本市電、熊本電鉄菊池線が利用できる接続駅です。
主要駅の熊本駅も、JR鹿児島本線に乗ると隣駅で、約3分で到着します。
市電の使い勝手も良く、上熊本駅周辺の住みやすさに貢献しています。
市の中心部まで、市電を使えば15分ほどでいくことが可能です。
また、整備された駅前は落ち着いた美しい街並みで、いくつかの飲食店もあります。
上熊本駅前のロータリーから、路線バスが利用可能です。
鉄道に加えてバスも利用可能で、市の中心部や熊本駅への移動は容易で、このような交通機関の使い分けが可能な便利さが住みやすさにも寄与しています。

上熊本駅周辺の住環境！利便性が高い住みやすさでおすすめ

買い物や交通の利便性が整った住環境は、住みやすさのひとつの基準といえます。
ここでは、住みやすさに定評がある上熊本駅周辺の住環境や、気になる家賃相場について解説します。

買い物がしやすい住環境

上熊本駅は構内に、100円ショップやスーパーマーケットがあることが特徴です。
駅周辺には、スーパーマーケットのほかにも、コンビニエンスストアやドラッグストアなどが点在しています。
とくに、上熊本駅周辺に住んだら、日常の買い物に便利なのがトライアルです。
トライアルは、リーズナブルな価格設定が魅力のスーパーマーケットで、24時間営業しているため近隣住民からも重宝されている買い物スポットです。
また、上熊本駅周辺は街全体がコンパクトにまとまっており、身近で買い回りがしやすい住環境といえます。

交通利便性の良さ

上熊本駅周辺に住むと、前述した通り、3つの路線の利用が可能です。
熊本市電と熊本電鉄菊池線は始発駅なりますが、乗り換えしやすいことも良い点です。
駅から利用できる路線バスも、3方向に運行されています。
バスの便も優れているため、活用しやすいこともメリットのひとつです。
ちなみに、自転車を無料で置ける駐輪場も整備されています。
市内の快適な移動ができる交通利便性の高さが、上熊本駅周辺の住みやすさにつながっています。

住環境に優れた上熊本駅周辺の家賃相場

熊本市電の上熊本電停周辺は、6.1万円が家賃相場の目安です。
同じ路線の周辺駅の相場を見てみると、隣駅の県立体育館前は5.1万円、その先の本妙寺入口は5.5万円となっています。
上熊本駅エリアは少し高い傾向にありますが、優れた住環境に見合った相場といえます。
また、間取り別に上熊本駅の家賃相場を見ると、1人暮らしに適した1Kはリーズナブルで3.0万円が相場です。
間取りの広さに応じて相場は上昇し、1LDKは6.2万円、2LDKは6.5万円となっています。

周辺施設が充実した住みやすさ！上熊本駅の周辺施設を解説

周辺環境が充実していることは、その街の住みやすさにつながります。
上熊本駅エリアで知っておきたい周辺施設について解説します。

家電の購入などに便利なベスト電器

住みやすさが特徴の上熊本駅エリアですが、引っ越して新しく家電を購入したいときには、周辺施設のベスト電器の新上熊本店が便利です。
大型スーパーマーケットのトライアルのならびにあり、買い回りで訪れるのにも便利な位置です。
ベスト電器の新上熊本店は、駐車場にもゆとりがあり、車でも訪れやすい買い物スポットといえます。

質の高い教育をおこなう熊本大学教育学部附属中学校

子育て世代にとっては、周辺施設として教育機関が整っていることも、住みやすさの大切なポイントです。
熊本大学教育学部附属中学校も上熊本駅の近くにある重要な周辺施設の一つです。
また、熊本大学の教育学部と連携し、教育の研究を目的のひとつとして使命感を持った学校になります。
そのため、中等教育に加えて、熊本大学教育学部附属中学校では、独自の教育計画に基づいた教育活動も実施しています。
多彩な生徒活動がおこなわれていることも特徴です。
部活動は多岐に渡り、美術部や茶道部といった文化部から、バスケットボール部や野球部、サッカー部、ラグビー部といったスポーツ部まで存在しています。
熊本大学教育学部附属中学校独自の活動が、「課活動」です。
課活動とは委員会活動にあたり、総代会や文化伝統課、図書教養課など17の課が設けられています。
課活動を通じて、生徒たちが成し遂げる喜びを体感することが狙いです。
生徒のために、さまざまな角度から質の高い教育や活動が実践されている学校といえます。

プラネタリウムを備えた熊本博物館

休日などに訪れたい周辺施設として、熊本博物館もおすすめです。
熊本博物館は、熊本の文化や歴史、自然など展示を通じて楽しみながら学ぶことができる周辺施設です。
プラネタリウムも併設されています。
また、熊本博物館では、子ども自然学び教室も人気です。
自然に関する体験教室や野外観察会などを、約2か月に1回のペースで開催しています。
ミュージアムショップでは、展示物をモチーフにデザインしたオリジナルグッズなども入手することが可能です。
身近な住環境に、子どもから大人まで楽しめる周辺施設があることは魅力です。
なお、上熊本駅から熊本博物館へは、市電に乗り杉塘電停で下車、そこから歩いて5分ほどで到着します。
多種多様な周辺施設が揃っている上熊本駅周辺は、その住みやすさで一際目を引くエリアと言えるでしょう。

まとめ

住みやすさの判断基準として、買い物や交通の利便性は重要です。
上熊本駅周辺は、日常の買い物に必要な商業施設が充実しており、鉄道をはじめとする公共交通の利便性が高いことが特長です。
また、学校や博物館といった施設も近くにあり、ファミリーにとっても住みやすいエリアと言えるでしょう。