熊本市西区にお引っ越しを検討している方は、地域のお出かけスポット情報もあわせて調べてみませんか。
西区には、さまざまなご縁を願う「良縁まいり」の夫婦楠で有名な、北岡神社があります。
神殿や拝殿がある境内は、豊かな自然に囲まれており、古くから地元の方に愛され大切にされてきた神社です。
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熊本市西区にある北岡神社の概要
熊本駅近くに鎮座する北岡神社は、古くからこの地で大切にされてきました。
縁結びや安産などにご利益があるといわれています。
お参りする際には、神社に伝わる由緒ある歴史にも目を向けてみませんか。
創建された理由や、御朱印に込められた意味を知ると、よりパワーを感じられるでしょう。
由緒やアクセスの概要をご紹介しますので、参考にしてください。
北岡神社の由緒
北岡神社のはじまりは、平安時代中期にさかのぼります。
934年(承平四年)、凶徒による反乱と疫病の流行を鎮めるため、京都の祇園社(八坂神社)の御分霊をまねいて創建されたのがはじまりです。
そのため、当時から「祇園社」「祇園宮」と呼ばれていました。
1155年(久寿2年)には、近衛天皇より勅額(ちょくがく)と御紋章(ごもんしょう)を与えられています。
勅額と御紋章には「京都に次いで第二の祇園社であり、西の九州では第一の祇園社である」との意味があるそうです。
北岡神社では、現在でもこの時の呼び名を御朱印にもちいています。
戦国の世となってからは、1587年(天正15年)の佐々成正による断絶や、1605年(慶長10年)の加藤清正による復興などがありました。
その後、1647年(正保4年)には、第二代藩主細川光尚によって、現在地である北岡の森に遷座されたのです。
北岡は古くから、方位的に尊ばれていた場所でもありました。
明治維新後の1872年(明治4年)には、現在の名である「北岡神社」へと改称されています。
西南戦争では、薩摩郡の本営が境内に置かれたこともありました。
1933年(昭和8年)には、久邇宮(くにのみや)殿下より、直筆の額を授けられています。
北岡神社へのアクセス
現地へは、自家用車や公共交通機関を利用してアクセスできます。
神社の周りには、駐車場が3か所あり、車で行かれる方も便利です。
熊本空港から40分、九州自動車道熊本I.Cからも40分ほどで着くでしょう。
また、熊本城からは10分ほどの距離なので、車で両方を巡るルートもおすすめです。
JR線や新幹線をご利用の方は、熊本駅を下車して、徒歩4分で着きます。
●所在地:熊本県熊本市西区春日1-8-16
●アクセス方法:JR「熊本駅」東口(白川口)より徒歩約4分、市電「祇園橋」より徒歩約4分
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熊本市西区にある北岡神社の見どころ
良縁まいりで有名な北岡神社の御神木は、樹齢千年の夫婦楠です。
迫力ある御神木のまわりを、願いを込めながら参拝します。
楠以外にも、自然を感じられる境内も見どころのひとつです。
願いが叶う千年の夫婦楠
北岡神社の入り口には、随神様が安置されている楼門があります。
神社を外部の邪悪なものから護っている迫力ある門です。
楼門を抜けるとそびえている大きな楠が、見どころである御神木です。
どちらも樹齢約一千年で、古くから人々に崇められています。
階段を挟んで一対になっている御神木は「夫婦楠」とよばれ、「雄楠(おくす)」と「雌楠(めくす)」が隣り合っているのです。
夫婦楠をくぐって参拝すると、さまざまな良縁に恵まれたり、願いが成就したりするといわれています。
恋愛や仕事、友人関係や金銭関係など、さまざまな良縁を求めて、多くの方が訪れます。
夫婦楠の参拝にはルールがあるので、必ず確認してください。
男性と女性ではお参りの仕方が異なり、順路に沿ってまわる必要があります。
良縁の成就を願いながら、心静かにゆっくりとまわってみてはいかがでしょうか。
緑豊かな境内
北岡神社の境内にある、さまざまな御社殿も見どころのひとつになります。
参道をすすむとあらわれる拝殿は、祭祀や祈願を執りおこなうための御社殿です。
拝殿の次には神殿があります。
殿内にはご神体が祀られており、御社殿のなかではもっとも尊い流造の御殿です。
そのほかにも、神楽殿や摂末社などがあります。
神楽殿は、神楽や伝統的な舞がおこなわれる御社殿です。
小規模な神社である摂末社には、本神社に関わり深い神様が祀られています。
自然豊かな境内では、さまざまな景色や季節を楽しめるでしょう。
ゆっくりと時間を忘れさせてくれる楽しみ方ができます。
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熊本市西区にある北岡神社の行事
北岡神社では、いまもなお古くから伝わる神事がおこなわれています。
地域の安全や人々の無病息災を祈願するお祭りでは、1年の四季が感じられる良さもあるでしょう。
鎮火祭
北岡神社の年間恒例祭事のひとつに「鎮火祭」があります。
鎮火祭は「ほしずめのまつり」ともいわれ、新年の1月4日におこなわれる神事です。
1年間の防火と火災防止を祈願します。
もともと鎮火祭とは、国家がおこなう公的な祭祀でした。
それが徐々に地方の神社に広がって、それぞれ特色あるお祭りになったのです。
鎮火祭では「水が入った瓢箪」と「川の藻草」「赤土」をお供えします。
この3つは、消火器具が発達していない時代に、火を消すために使われたものでした。
火災に合わないよう、火消しの意味が込められているそうです。
大祓式
大祓とは、古くから続く祓いの神事のひとつです。
日常生活での罪や穢れ、災いや過ちを祓い清めます。
人々は、参道に設けられた大きな茅の輪をくぐって、お参りするのです。
北岡神社では、この大祓の神事を年2回おこなっています。
「夏越の大祓」は6月、「年越しの大祓」が12月です。
どちらも晦日の夕方におこなわれます。
半年分の罪や穢れを祓って、次の半年の無病息災を祈り、すがすがしい気持ちで1年を過ごせるでしょう。
また、夏越の大祓では「人形(ひとがた)」も納めてもらえます。
自分の身代わりとなる人形に、穢れを移して祓い清めます。
本来は、神事の後に茅の船に乗せて祓い去っていました。
しかし現在では、後日お焚き上げをおこなってから河原に納める行事になっているようです。
塩湯取神事
塩湯取神事(しおゆとりしんじ)とは、神職および総代一同が心身を清め、修祓(しゅばつ)にもちいる塩水を汲む神事です。
神聖な塩水を使って、身体を清めます。
塩湯取神事は、時代の移り変わりとともに行事内容が変更されてきました。
交通事情の変化や、河川改修などが背景にあるのでしょう。
しかし、北岡神社では現在もなお、伝統的な方法を受け継ぎおこなわれています。
古くから途絶えることなく続いている神事は、見どころの行事のひとつといえるでしょう。
七五三詣り
北岡神社では、七五三詣りもできます。
七五三のはじまりは、江戸時代中頃とされ、武家社会の風習が民衆に広がったそうです。
お子さまに晴れ着を着せて、11月15日に神社に参拝し、健やかな成長を祈ります。
現在では、日取りにこだわらない傾向があり、11月15日前後の都合の良い日に参拝される方が多いでしょう。
北岡神社では、11月1日から末日まで七五三のお参りを受け付けています。
参拝者は、千歳飴セットやこどもお守り、風船などがいただけるようです。
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まとめ
熊本市西区にある北岡神社は、駅からのアクセスが良く、見どころが多いのが特徴です。
良縁を願って参拝するだけでなく、茅の輪くぐりや七五三詣りもできます。
神社の概要や行事紹介を参考に、一度訪れてみてはいかがでしょうか。
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